2:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:24:13.94 ID:nZJI/gt30
  
  
  
 「お嬢様、こちらへ」 
  
3:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:25:08.72 ID:nZJI/gt30
  
  
 「本日のお召し物はいかがなさいますか?」 
  
 カチカチと鳴るウインカーに紛れて質問が飛んできた。 
4:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:25:55.30 ID:nZJI/gt30
  
  
    * 
  
  
5:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:26:32.68 ID:nZJI/gt30
  
  
 鞠莉「μ's の……!」 
  
 驚いた様子で、彼女は少し目を見開いた。 
6:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:27:09.85 ID:nZJI/gt30
  
  
 真姫「お父様の話をされるのは嫌い?」 
  
 図星だった。 
7:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:27:54.04 ID:nZJI/gt30
  
  
 私は真姫さんが苦手だった。 
  
 同じ「お嬢様」のはずなのに、一言、二言と言葉を交わすたび、なんだか逃げ出してしまいたくなる。 
8:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:28:36.27 ID:nZJI/gt30
  
  
 真姫「ごめんなさい、私もう行かなくちゃ」 
  
 フロアの奥に何かを見つけて、真姫さんは気だるそうに席を立った。 
9:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:29:14.56 ID:nZJI/gt30
  
  
    * 
  
  
10:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:30:02.56 ID:nZJI/gt30
  
  
 パン屋、薬屋、銀行、デパート、通りを挟んで1ドルショップ。 
  
 オフィスビルが多いように見えて、意外と雑然とした通りを仏頂面で歩く。 
11:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:30:49.55 ID:nZJI/gt30
  
  
  
 思えば留学を決めたときだってそうだった。 
  
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