50:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:04:06.83 ID:nZJI/gt30
  
  
 真姫「ステージに立つ資格って何? 私、3年間で免許証なんかもらったことないわ」 
  
 鞠莉「で、でも……」 
  
 真姫「不愛想」 
  
 鞠莉「え?」 
  
 真姫「あなたは私にそう言ったわ。私も、そう思う。これはステージに必要かしら」 
  
 鞠莉「それは……」 
  
  
 真姫「どう考えても、私はアイドルに向いてなんかいなかった」 
  
 真姫「それでも、私はステージに立っていた」 
  
  
 真姫「誰かの笑顔を願って、踊って、それで、今は医学生になって、たまにこの曲を歌ってる」 
  
 鞠莉「笑顔を、願う……?」 
  
 真姫「し、知り合いの受け売りよ」 
  
 少し頬を染めて、真姫さんは肩を竦めてみせた。 
  
  
 真姫「今でも、それが正解だったのかどうかはわからないわ。正解なんて、ないのかも」 
  
 鞠莉「優勝までしたのに?」 
  
 真姫「ラブライブではね。ことりだって、きっとそうよ。ああ、ほら、噂をすれば」 
  
  
 軽く手を挙げた真姫さんの視線を追うと、ことりさんがパタパタと足音を立てて向かってきていた。 
  
  
  
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