棟方愛海の見えざる手
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1: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:27:45.67 ID:YYiK24eN0
愛海「透明人間になったら何をするか」

愛海「誰もが一度は、人によっては週に一度は考えるこの問いに、あたしはこう答えよう」

愛海「お山に登る!」

愛海「姿さえ見えなければこっちのもの。あんなお山もこんなお山も自由に登り放題パラダイス。最高だよね」


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2: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:28:50.04 ID:YYiK24eN0
愛海「さて、何を言いたいかといいますと」

愛海「ピンクの液体が入った瓶が今あたしの手の中にありまして。そう、これこそが」

愛海「念願の透明になる薬!やったー!ドンドン!ぱふぱふ!」
以下略 AAS



3: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:30:06.13 ID:YYiK24eN0
愛海「おおっ、身体がどんどん薄くなって……消えた!なにこれすごい!」

愛海「正直、志希さんの冗談だと思ってたのに。頼んだ時に「何味がいいー?」って聞かれたし」

愛海「注文通りにリンゴ味だったし」
以下略 AAS



4: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:31:35.02 ID:YYiK24eN0
愛海(うう、廊下を裸で歩いちゃってるよ。越えちゃいけないライン越えちゃったよ)

愛海(あと少し寒いなあ。風邪をひかないためにも、急いで暖をとらないとね)

愛海(あたしに温もりをくれる人はどこかなー……いたっ!)
以下略 AAS



5: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:32:24.17 ID:YYiK24eN0
愛海(ともかくファーストステージは卯月さん。チュートリアル感漂うけど彼女のお山も侮れない)

愛海(いつものあたしなら頑張ってる卯月さんを労うついでに、っていうのが基本パターンなんだけど)

愛海(不可視の力を手に入れたあたしに、もはやそんな小細工は不要!)
以下略 AAS



6: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:33:10.13 ID:YYiK24eN0
愛海(うう、女の子達と仲良くなってお山に登りたい一心で入ったアイドル事務所)

愛海(なのに何故かあたしの山登りはことごとく阻止されてきた)

愛海(でも、今この手は確かにアイドルのお山に登っている)
以下略 AAS



7: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:33:43.03 ID:YYiK24eN0
卯月「いやっ!!」

ドンッ

愛海「ぐえっ」
以下略 AAS



8: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:34:27.75 ID:YYiK24eN0
愛海「うん。長く堪能は出来なかったとはいえ、なかなか上手くいったんじゃないかな」

愛海「卯月さんのお山、素晴らしかった。お山に貴賤はないけれど、それでもあたしの山登りにおいて忘れがたき感触だったよ」

愛海「この手に残る感触だけで今日はもう満足」
以下略 AAS



9: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:35:26.57 ID:YYiK24eN0
愛海「さあて、次のお山は……ん?この声は」

真奈美「262、263、264」

愛海(真奈美さんがすごい勢いでスクワットしてる)
以下略 AAS



10: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:37:19.84 ID:YYiK24eN0
もみ

愛海(勝った!……はっ!?)

愛海(それは一瞬の判断だった)
以下略 AAS



11: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:38:17.34 ID:YYiK24eN0
愛海「……っ!?」

真奈美「外したか。確かに触れられた感触がしたんだが」

愛海(えええっ!?なんでこの人、見えない何かに触れられて即座に対応できてるの!?)
以下略 AAS



12: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:39:26.48 ID:YYiK24eN0
愛海(怒号とともに真奈美さんの拳が鋭く打たれる。あくまで威嚇だったようで、場所は全然見当違いだったのだが、それでもあたしは恐怖で溢れそうになる叫びを抑えるのに必死だった)

真奈美「くっ、すでに逃げられたか?急いでプロデューサーに伝えなくては!」

愛海「…………」
以下略 AAS



13: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:40:08.73 ID:YYiK24eN0
愛海「怖かったよぉ」

愛海(今まで山登りで怒られたことはあっても生命の危機を感じたことはないし)

愛海(それ以上に、誰かから本気の敵意を向けられたのは初めてかもしれない)
以下略 AAS



14: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:40:54.08 ID:YYiK24eN0
愛海「あ、また新たなお山の気配が!」

幸子「輝子さんは今日オフでしたっけ?」

小梅「うん……でも後でキノコの世話しに事務所くるって……」
以下略 AAS



15: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:41:45.40 ID:YYiK24eN0
幸子「もー、またあの子の悪戯ですか?小梅さん、やめるように言ってください」

愛海(馴れてらっしゃる!?というかあの子もお山登ったりするの!?)

小梅「…………」
以下略 AAS



16: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:42:22.84 ID:YYiK24eN0
幸子「ふぎゃああああ!!」

スカッ

愛海(甘いっ!さっき卯月さんに突き飛ばされたあたしに同じ攻撃が当たると思ったか!軽くかわして、小梅ちゃんのお山に突撃!!)
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17: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:43:01.99 ID:YYiK24eN0
愛海「ふう、どうにか痛みも引いて動けるようになってきたよ」

愛海「色々アクシデントはあったけど、でも山登り自体は順風満帆」

愛海「大漁大漁!山登りだけど!あはは」
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18: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:43:52.20 ID:YYiK24eN0
卯月「本当に出たんですよ!」

幸子「カワイイボクも見たんです!見てないですけど!」

モバP「にわかには信じられないが、もし透明人間が実在するなら対策を取らないとだな」
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19: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:44:26.00 ID:YYiK24eN0
幸子「で、出たー!」

卯月「あれ?でもこの服、愛海ちゃん?」

愛海「そうだよ!あたし、棟方愛海だよ!」
以下略 AAS



20: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:45:03.69 ID:YYiK24eN0
モバP「なんて物を作ってるんだあの面白アルケミストは」

愛海「あの、頼んだのはあたしだから志希さんは怒らないで」

真奈美「どう考えても悪用する相手に道具を与えるのはそれだけでダメだと思うが」
以下略 AAS



21: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/12/16(土) 17:46:32.29 ID:YYiK24eN0
モバP「志希いるか?」

志希「あれ、どうしたのキミ?あ、愛海ちゃんもいるね。薬の効果はどうかにゃ」

愛海「効果はバッチリだったよ。でももう透明人間はこりごり」
以下略 AAS



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