高嶋友奈「結城ちゃんは勇者である」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 22:12:13.61 ID:X3bSqtveo

*???

友奈(……ぐん……ん……待……ね……)

友奈(…………)

友奈(……)

友奈(……何か、夢を見ていた気がする)

友奈(まぶたがとっても重いけど、起きなきゃって何となく思った。だから、頑張って開いてみる。すると──)

??「……!? あぁ! 目を、目を覚まされたのですね!」

友奈「……とう、ごう……さん……?」

友奈(目の前には綺麗な黒髪の女の子が居て、その両目をうるませていて──)

??「!? も、申し訳ございません! 知己の方とは知らず失礼いたしました。私は鷲尾須美と申します。理由がありまして、今は東郷美森から改名して鷲尾の姓名を名乗らせていただいております」

友奈(……ぼんやりとしていた意識が徐々にはっきりしていく。とても丁寧な言葉遣いのこの女の子は東郷さんじゃなくて、鷲尾須美ちゃん……それはどこかで聞いた名前で──!?)

友奈「あ、あの! ……ごほっごほっ!! お……女の、子はっ!?」

須美「ご、ご無理はなさらないでください! 三日三晩眠っていてさらには重症なのですよ! 動かれてはなりません!」

友奈「で、でも……! あの子はボロボロで、病院が必要で──!」

友奈(自分でも言っていることが支離滅裂だと思ったけど、気持ちはどうしても言葉を先走ってしまう。そんな風に私がグシャグシャとなってしまっていた時)

ガラッ

??「一緒に居た女の子、ミノさんのことなら安心してください。あなたが助けてくれたおかげで順調に回復しています」

須美「そのっち!?」

友奈「……あぁ……そう、なんだ……。……良かった……」

友奈(私は、あの子を助けることができていたんだね……)

友奈(ホッとしてベッドの上で身体の力を抜く。今部屋に入って来た女の子はそんな私の姿を見て優しく微笑んでくれる。それが一層、私に安心感を与えてくれて、さっきまでの元気が嘘のように私は動けなくなってしまっていた)






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