5:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 16:03:13.24 ID:z2iSFJMY0
 ちひろ「それにしても、ありすちゃんはしっかりしていますね」 
  
 P「親の欲目かもしれませんが、あの歳にしては、だいぶ分別がついていると思います」 
  
 ちひろ「私もそう思います。なにしろ、公私の区別はつけるため、名前で呼ばないでくださいって言い出すくらいですし」 
  
 P「今でも思い出しますよ。この事務所にありすが初めて来た時に――」 
  
 ありす『名前で呼ばないでください。橘と呼んでください』 
  
 P「って言われた時は、ついに反抗期がやって来たかって、夜に枕を濡らしました」 
  
 ちひろ「でも、その後きちんと話し合って、誤解は解けたんですよね」 
  
 P「はい。失意で落ち込む俺を見かねたありすが――」 
  
 ありす『別にお父さんのことが嫌いになったわけではありません』 
  
 ありす『甘えてしまわないよう、仕事場ではあくまで他人として接してほしいだけです』 
  
 P「と言ってくれまして。これを聞いて、ああ、天使はここにいたんだ、と感激しました」 
  
 ちひろ「親バカですね」 
  
 P「否定しません」 
  
 ちひろ「それにしても、中年オヤジが枕を濡らすって、想像するとキモいフレーズですね」 
  
 P「ちひろさん、癒えかけた古傷をえぐるの、やめません?」 
  
 ちひろ「加齢臭が染み付いた枕カバーに、涙か汗か分からない黄ばんだシミが点々と」 
  
 P「えぐった傷に塩すり込むのも、やめません?」 
  
 ちひろ「キモいフレーズ、略してキモフレ」 
  
 P「怒られますよ、各所から色々と」 
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