喜多見柚「アタシにとっての奇蹟」
1- 20
20: ◆tues0FtkhQ[saga]
2017/12/25(月) 18:22:19.74 ID:WtWlSgcZ0





「それでっ?」

「事務所のアイドルにプレゼントを買おうかなと」

「へへーショッピングだー♪」


 アタシとお兄サンの不思議なクリスマスデートが始まった。あれ、これってデートっていうのかな。近くにあった雑貨屋さんをいくつか見て回ろうってことになって、アタシはお話のタネにいくつか質問をする。アイドルって面白そうだけど、まだ何なのか良く分かってなかった。


「はい! お兄サン、質問っ」

「なにかね、柚くん」

「事務所にはどんなアイドルの子たちがいるの?」

「いろいろいるぞー」


 あと何人分か足りないんだよねーと言いつつ、プレゼントをあーでもない、こーでもないと物色しながら、お兄サンは答えてくれる。野球バカ、特攻隊長、隙の多い女子大生、キレイなお姉サン、すっごく身長のおっきな女の子、ロック、ゆるふわ、元気っ子とかとか。個性のデパートみたいなラインナップに少し気後れしてしまう。


 なんにもないアタシにアイドルなんてできるのかな。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
45Res/39.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice