41: ◆tues0FtkhQ[saga]
2017/12/25(月) 18:43:27.81 ID:WtWlSgcZ0
  
  
  ベットに潜り込んでからも、まだ胸のドキドキは収まりそうにもなかった。 
  
  
  15歳になって、サンタクロースがアタシのところに来ることなんてもうないと思ってた。でも、なんのきまぐれか、来てくれた。それは帽子だけしか被ってなかった変わり者のお兄サン。 
  
  
  きっと神様は最高にご機嫌だったんじゃないかな。こんなアタシにもきっと何かあるって、サンタさんを寄越すついでに教えてくれたんだ。 
  
  
  ベットの脇のポールハンガーには、帽子やカバンに混じって、大きめの靴下が吊るしてある。それは、遠い昔の思い出で、サンタさんのための大事な、大事な目印だ。 
  
  
  その靴下の中に、貰った名刺をそっと入れてみた。 
45Res/39.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20