112: ◆z4l4K/HkZ2[saga]
2017/12/25(月) 02:55:07.80 ID:dJeYp2NG0
―――――思えば自分の生にこんなに執着を持ったのは、初めてかもしれないな
そんな呑気な事を考える俺に三度バットが振り下ろされる。
そこで、通行人だろう女性の悲鳴が聞こえた。
ぼんやりと、逃げ出していく男の背中が見える。
消え去っていく意識の中で、真っ赤に染まったマフラーが目に入った。
マフラー、汚しちゃったな。
ほたるに申し訳なく思った。
終わり
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