ボク/ワタシが如何にして時間の夢を美穂さんと見るのか
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42:名無しNIPPER[sage]
2017/12/31(日) 20:48:27.65 ID:cO+HlQy0o

「少し遅くまで起きて美穂さんの寝顔を見ようと思っていたんですよ」

「幸子ちゃん、変態さんっぽい……」

「変態ではないですね!」

「ふふふっ、幸子ちゃんはやっぱり面白いね」

 あらぬ濡れ衣を着せられてしまいかけましたが、美穂さんがそれで楽しそうに笑っているのでこの際、よしとしましょう。美穂さんの尊い笑顔のためならば、ボクはいくらでも道化となります。
 なんて、さすがにそれは冗談ですが。
 他愛もない会話は友人、或いは……そうですね。姉妹のようであって。ボクはそんな、友人とも姉妹とも言えるような美穂さんとの時間が、好きなんです。
 それはきっと、五年経っていてもまったく変わっていないんでしょう。
 このボクが実家を離れてまで美穂さんと一緒に暮らすようになったことに対してどんな理由があったのかなんてわからないままですし、五年後の自分自身が何を考えているのかもわからないですが。
 それでも、きっと、変わっていないと確信して言えることは、美穂さんと過ごす時間が大切で、好きだということ。

 ……なんてことを、本人に直接言えるほどにボクは成熟していませんけれど。


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