【モバマス】三船美優「ファム・ファタールとおしっこ革命」
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◆K1k1KYRick
[saga]
2018/01/01(月) 20:46:32.02 ID:nhy0bn3P0
伊織Pはティーカップ中の液体に映っている自身の顔を見つめた。
「このティーカップの中にあるもの――それは目の曇っていた私にとって
初めて触れた真実、そのものなのだ。
これを飲ませてくれた私の可愛い天使――いおりんには深く感謝をしている。
そして、誓った。この真実を視る目をもって彼女を高みへ――トップアイドルに導こうと」
この発言から数年、見事SSSランクのトップアイドルに水瀬伊織を導いた伊織Pは
不幸にも交通事故に遭い、そのまま帰らぬ人となった。
だが、彼の崇高な魂は消える事なく、次代の若者へと受け継がれていく。
美優Pと凛P――共に伊織Pから世界の真実を視る術を学んだ若き二人は、やがてそれぞれの道を歩み始める。
美優Pはシッコを、凛Pはウンウンを通じて世間の固定観念を破り
真のアイドルマスターを追い求めていこうとした。
「俺たちはそれぞれ異なる道を歩んだ。
だが美優P、俺たちの目指す最終地点は変わらないはずだ。あの時からな……」
「……。アイドル、マスター……」
凛Pはスーツを着込んで立ち上がる。
「さて、俺は今夜、お偉いさんと共に
アイドルのウンウンステーキ実食パーティーに行く。……来るか?」
「……。いや……凛P。悪いが誘いはまた今度にしてくれ。
俺は、やらないといけない事がある……それに、やっと気づいたんだ……」
凛Pは察したかのように微笑した。
「ふ……そうか」
「凛のシッコを、ありがとう。魂に沁みたよ。
俺はもう一度……『プロデューサー』として、頑張ってみる」
凛Pは美優Pの瞳に光を見た。挑戦心に充ちた、昔よく見たあの眼差しに戻っていた。
「少しは顔がマシになったようだな。……それでいい。
……またお前と語り合える日を、楽しみにしている」
二人は固い握手を交わした。その瞳には同じ理想を宿していた。
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