409: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/29(月) 11:20:01.75 ID:NGx50bz8O
ジャン「(まぁ別に俺は自分の正体さえバレなきゃ)」
姫「王子のことを悪く言うんですの! お父様に報告してなかっことにしてもらうためにっ!!」
ジャン「(なりふりかまわず言いやがったな! なにが発言をなかったことにだ! お前最初からそのつもりだったな!)……できません」
姫「ムキーーーッ!! あなた! 国に帰れなくなりますわよ⁉︎」
ジャン「(使者を脅すなよ……)私がどうなろうと、それだけは」
姫「……」カチャ スラッ
ジャン「ひ、姫様? 暖炉に飾ってあるレイピアを握ってなにを……?」
姫「女はつつましく、男の三歩後ろに下がりついていく。そんなのは前時代的な考えなんですの」ズンズン
ジャン「は、はわわっ」ガタガタ
姫「女であろうと戦う。自分の幸せは自分で勝ち取る。良い時代とは思いませんこと? 使者よ」ニタァ
ジャン「す、鈴、鈴……」カサカサ
姫「お待ちなさい」グサッ
ジャン「いっ⁉︎ (さ、刺した⁉︎ ガチで俺の脚刺しやがったぞこいつっ⁉︎」
姫「どうせお父様がわたくしを守ってくれるんですの。人の一人や二人殺めても」ユラァ
ジャン「(お坊ちゃまが犯罪起こす時にありがちな思考回路⁉︎)ひ、姫? それはまずいですよ。俺使者ですよ」
姫「あなたを殺せば、破談になる、破談になる、破談に……」ブツブツ
ジャン「ひ、ひぃっ⁉︎ (メンヘラにクラスチェンジした⁉︎ やばい、だたやだやだ!俺はニートになるまで死にたくない! せめて自分の好きにやって死にたい!)」
姫「だぁ〜いじょうぶですの。痛くない、すぐ終わりますからぁ」ニタァ
ジャン「(こ、この笑みは、10年前と同じ……! ま、またトラウマが……! あ、あぁぁっ!)」ガタガタ
姫「さぁ、覚悟するんですの――……」
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