569: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/02/08(木) 15:59:40.85 ID:qhEh2zmnO
【クィーンズベル城 南西方向 廃墟付近】
手下「ジャンさーん! スコップ持ってきましたよー!」
ジャン「オラララララァッ!!」サクサクッ
手下「す、すげぇぇ。スコップの二刀流だ」
ジャン「野郎ども! 手を休めないで掘れ!」
手下達「へいっ!」
ジャン「ギガ・ドォリルゥゥゥゥッ!!」サクサクサクサクッ
手下「な、なぁ……なんで、あの人が仕切ってんだ?」
ジャン「私語するなって言ってるだろうが! 日が暮れちまうぞ!」
手下「……へい」
ジャン「あーはっはっはっ!! 豆腐のような土じゃないかァッ!! いいゾォ〜これ!」サクサクッ
手下「ジャンさん」
ジャン「……」ギロッ
手下「ひっ」
ジャン「俺は今なんつった? 波紋を……いや、スタープラチナ召喚してほしいのか……?」
手下「スタープラチナ……? い、いや、業務報告です。埋める物なんですが」
ジャン「そして時は止まる」ズギュゥゥン
手下「は、はい?」
ジャン「なんだよー。ノリ悪いなぁ。そこはURYYYも知らないの? 漫画ぐらい敬意をこめて読め」
手下「(へ、変人だ……)掘り起こした玉なんですけどね」
ジャン「新しいやつはこっちね」ジャラ
手下「了解です」
ジャン「(中身はただのビー玉にすり替え済みだけどな)」
手下「あと、剣なんですけど」
ジャン「あぁ、そういやあったな」
手下「これ、いかにも禍々しいオーラを放ってて。みんな怖がって持ちたがらねぇんすよ」
ジャン「呪いのアイテムらしいよ」
手下「ジャン殿にお願いしていいですか? なんだか妙に古めかしい作りしてますし、とんでもない呪いだったらと思うと恐ろしいんで」
ジャン「なんだなんだぁ? 盗賊団ってのは腰抜けばかりかぁ?」
手下「俺たちゃ、いわくつきとか得体の知れないものは嫌いなんでさぁ」
ジャン「まったくぅ。いいか? 見てろ? 呪いなんてものは大抵迷信なんだから」カチャン
手下「ちょっ、ちょちょっ⁉︎ な、なにをする気でっ⁉︎」
ジャン「なにって、鞘から抜くんだよ。刀身を」スラァ
手下「あーーーーっ!! あんたなんばしょっとぉっ⁉︎」
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