悪の魔導士「大魔王様の復活だー!!」地下アイドル「もえもえキュン☆」キラッ
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93:名無しNIPPER[saga]
2018/02/07(水) 21:08:11.04 ID:1lVzVhVno
兵士「は……!? お、おられるのですか、勇者殿と賢者殿が!?」

国王「過去の偉業を鑑みれば、勇者と賢者の一族は一国で保護すべきものだからな」

兵士「では、数千年も前から、勇者殿と賢者殿の一族は国に守られてきたと?」

国王「一応な。ただ、ここ数百年、どういった扱いだったのかは私にもわからん。一部の大臣が予算分配等の管理はしていたようだが」

兵士「もはやそれだけ力を失くしてしまっているということですか。であるならば、自国だけでなく同盟国からも兵士と魔術士を集めたほうがよろしいのでは?」

国王「だが、大魔王が復活していれば、何千、何万の兵が束になっても倒せはせん。倒せるのであれば封印という手段を用いたはずがない」

国王「故に、唯一大魔王を封印する術を知っている勇者と賢者の一族に頼らざるを得ない」

兵士「封印の方法を知っている者は他にいないということですか」

国王「封印する術と、その封印を解く術は表裏一体と聞く。賢者は勇者の一族以外にそれを漏らさないように努めてきたらしい」

国王「現代にかつての大魔術を知る者は一族以外にいないはずだ」

兵士「そこまで徹底されていたのですか」

国王「大魔王の復活など、あり得てはならないからな。しかし、数千年という月日が経ち、遂に安寧は崩れ去ったのかもしれない」

国王「――村人をここへ。その後、大臣たちを招集。緊急会議を行う。全兵に非常事態宣言を発令する」

兵士「はっ! 各員に非常事態宣言を発令いたします!!」

国王「国の、いや、世界の一大事か……」


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