12: ◆tues0FtkhQ[saga]
2018/01/28(日) 13:02:14.20 ID:z2Y7iDdr0
ついに私達のお参りの番がやってきました。
私は昨日の夜からお願いすることを決めています。
プロデューサーはどうでしょうか。
ひとつは事務所のことだと思いますが、プロデューサー個人として、神様にどんなお願いをするのでしょう。
もしかして私のことだったりしないかなと僅かな期待が心臓を跳ねさせます。
「鈴を鳴らしてっと」
がらんと鈍い音が境内に響きます。この音で神様はちゃんと来てくれるでしょうか。
「神様、カコですよー」
「えっと?」
「小さい頃は元気に呼んでたんですけどね。今はちょっぴり恥ずかしいので小声で♪」
せっかく来てくれる神様がいるなら、まずはちゃんと自分の名前を言わなくちゃ。
子どもの頃の思い出が私のこころをくすぐって、思わず口をついて出てしまいます。
プロデューサーは納得したような、そうでないような。
少しの間、見つめ合って、どちらからともなく笑い出しました。
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