アンジャナフ 「古代樹の森で人間と出会ったんだが」
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11:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:00:26.74 ID:0Q6uK0L10
アンジャナフ (出ていくっつってもな……俺、もう家は……)
テトルー 「オラァ人間! ボサッとすんな!」

バシン!

以下略 AAS



12:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:01:08.55 ID:0Q6uK0L10
テトルー 「…………? あ、旦那、動けるようになったんですな。さすが回復が早い!」
アンジャナフ 「あァ。助かった。世話になったよ」
テトルー 「そりゃ良かった」
アンジャナフ 「この礼は必ずする」
テトルー 「礼なんて別にいいですわ。それに、『尾無し』の旦那に何かできるとは思えねェんですがね」
以下略 AAS



13:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:01:47.81 ID:0Q6uK0L10
テトルー 「!」
少年 「……!」
アンジャナフ (この声は……チッ! 『森』のあいつだ!)
テトルー 「あっしらの住処の近くで吼えるってことは警告……や、やべェ!」
アンジャナフ (遅かったか……!)
以下略 AAS



14:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:02:23.34 ID:0Q6uK0L10
リオレウス 「猫、この手負いを匿った件については、後で貴様らの村長に抗議させてもらう。だがそれは後だ」
アンジャナフ 「…………」
リオレウス 「まずは貴様の処刑から執り行うとしよう」
アンジャナフ (じりじり……)
リオレウス 「逃げるか……? いいだろう、また追いかけっこをしようか?」
以下略 AAS



15:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:03:18.45 ID:0Q6uK0L10
リオレウス 「…………?」
少年 「…………」
リオレウス 「妙な臭いがすると思ったら、猫、貴様人間の子供までもを連れ込んでいたのか」
テトルー 「(ビックゥ!) ち、違うんでさァ! こ、これは……」
リオレウス 「弁解は後で嫌になるくらいさせてやろう。しかし、この人間……」
以下略 AAS



16:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:04:02.17 ID:0Q6uK0L10
アンジャナフ 「何をしてる! チビ人間! 早く離れろ!」
少年 「…………」
アンジャナフ 「こいつは『森』の警備隊長、リオレウスだ! 殺ると言ったら殺る奴だ!」
リオレウス 「いい度胸だ。まさか人間、お前そんなちっぽけな体でその『尾無し』を守ろうとしているんじゃないだろうな?」
少年 (ギリ……)
以下略 AAS



17:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:04:35.23 ID:0Q6uK0L10
アンジャナフ 「や、やめろォ!」
リオレウス 「まずはお前から、灰にしてくれよう!」
少年 (ゴソゴソ……)
アンジャナフ (何か布の中から取り出したぞ……何だ、アレは……まさか!)
少年 (…………!)
以下略 AAS



18:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:05:18.49 ID:0Q6uK0L10
リオレウス 「何だ! ひ、光が……目がァ! グアアアアアア!」
アンジャナフ (人間がよく使う目眩ましの道具だ! あんなガキでも使うのか!)
少年 (ダダダダ!)
アンジャナフ 「ガキィ!」
少年 (ビクッ!)
以下略 AAS



19:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:06:00.47 ID:0Q6uK0L10


リオレウス 「…………」
テトルー村長 「ふむ……これは手ひどくやられましたな、レウス殿」
リオレウス 「貴様……どういうつもりだ?」
以下略 AAS



20:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:06:36.58 ID:0Q6uK0L10
リオレウス 「何だと……?」
テトルー村長 「人間の子供は迷い込んだのでしょうな。そして……逃したのはレウス殿。お言葉ですが、あなたの不手際ではないですかな? 慢心による油断ですな」
リオレウス 「…………(ギリギリ)」
テトルー村長 「森の会議にかけるならご自由にですじゃ。しかし、あなたが目の前で逃した件については、公に報告させてもらいますがの」


21:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 04:07:11.36 ID:0Q6uK0L10
リオレウス 「…………」
テトルー村長 「ほっほっほ……」
リオレウス 「そんな報告はさせん……」
テトルー村長 「ほほう……?」
リオレウス 「あの『二匹』の死体を持って、森の祭壇に祀ってくれる。神聖な森を血で清めるのだ……」
以下略 AAS



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