アンジャナフ 「古代樹の森で人間と出会ったんだが」
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30:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:20:22.27 ID:0Q6uK0L10
リオレウス 「権利……権利とな?」
トビカガチ 「…………」
リオレウス 「クハ……クハハハ! これはおかしな事を言う。どうした? 今日びは随分とお喋りではないか? なぁカガチよ?」
トビカガチ 「…………」
リオレウス 「この『森』に弱き者はいらぬ。弱い者は強い者に淘汰され、入れ替わっていくのが世の常! そう、力に依る支配こそ、我らの掟……でないと、『森』に負けるぞ」
以下略 AAS



31:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:20:58.64 ID:0Q6uK0L10


=古代樹の森・夕方=

アンジャナフ 「ぜぇ……ぜぇ……」
以下略 AAS



32:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:21:28.01 ID:0Q6uK0L10
ズキッ!

アンジャナフ 「……ッ」

ズキ……ズキ……
以下略 AAS



33:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:22:10.81 ID:0Q6uK0L10
ガサゴソ……

アンジャナフ (とりあえずこの茂みに入ろう。朝になったら古代樹の森を抜けた方がいいな。大蟻塚の荒地を目指すんだ。あそこまで行けば……森の掟に縛られることもねェ。それに、おばさんもいる。何とかしてくれるはずだ)

ズシン……ズシン……
以下略 AAS



34:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:22:47.97 ID:0Q6uK0L10
ズン……ズン……

ドスジャグラス 「兄貴! 無事で良かった」
アンジャナフ 「……今更何の用だ?」
ドスジャグラス 「あ……い、いや……あの時は悪かったよ……へへ……」
以下略 AAS



35:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:23:24.30 ID:0Q6uK0L10
アンジャナフ 「…………」
ドスジャグラス 「つ、ついてきてくれよ。少しの間なら俺の住処で兄貴を匿える。へへ……」
アンジャナフ 「……どうだかな。てめェの言うことは信用できねェ……」
ドスジャグラス 「へへ……」
アンジャナフ 「……だが、俺ももう体力がカラッケツだ。行くよ」
以下略 AAS



36:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:23:52.42 ID:0Q6uK0L10
グルルル……

アンジャナフ 「しかし今は、厄介者が俺だけじゃなくてな……」
ドスジャグラス 「…………?」
少年 (すやすや……)
以下略 AAS



37:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:24:24.29 ID:0Q6uK0L10


=古代樹の森・ドスジャグラスの住処・夜=

ドスジャグラス 「驚きましたぜ……まさか兄貴が、人間のガキを連れてやがるとは……」
以下略 AAS



38:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:24:55.54 ID:0Q6uK0L10
ドスジャグラス 「……だ、だってよ。兄貴はその……今……」
アンジャナフ 「…………」
ドスジャグラス 「ま、まぁ……それに、相手はあのリオレウスだ。レイアまで動き出したらもう手に負えねェ。確実に八つ裂きにされちまう」
アンジャナフ 「それは……確かにそうだが……」


39:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:25:27.84 ID:0Q6uK0L10
ドスジャグラス 「動けるうちに、兄貴だけで大蟻塚に向かった方が絶対いいって。俺には口出すことくらいしかできねェけどよ」
アンジャナフ 「…………」
ジャグラス♀ 「あなた、ちょっと」
ドスジャグラス 「あ? ン、分かった。今行く。兄貴、悪ィな。ここでゆっくりしててくれ」
アンジャナフ 「あァ……助かる」
以下略 AAS



40:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:26:04.78 ID:0Q6uK0L10


ドスジャグラス 「何だ? 今大事な話の最中だぞ」
ジャグラス♀ 「『何だ』って……あなた、あの『尾無し』……もしかして指名手配が出されてる『アンジャナフ』じゃ……」
ドスジャグラス 「あァ? だとしたら何だっつぅんだよ」
以下略 AAS



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