アンジャナフ 「古代樹の森で人間と出会ったんだが」
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33:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:22:10.81 ID:0Q6uK0L10
ガサゴソ……

アンジャナフ (とりあえずこの茂みに入ろう。朝になったら古代樹の森を抜けた方がいいな。大蟻塚の荒地を目指すんだ。あそこまで行けば……森の掟に縛られることもねェ。それに、おばさんもいる。何とかしてくれるはずだ)

ズシン……ズシン……
以下略 AAS



34:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:22:47.97 ID:0Q6uK0L10
ズン……ズン……

ドスジャグラス 「兄貴! 無事で良かった」
アンジャナフ 「……今更何の用だ?」
ドスジャグラス 「あ……い、いや……あの時は悪かったよ……へへ……」
以下略 AAS



35:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:23:24.30 ID:0Q6uK0L10
アンジャナフ 「…………」
ドスジャグラス 「つ、ついてきてくれよ。少しの間なら俺の住処で兄貴を匿える。へへ……」
アンジャナフ 「……どうだかな。てめェの言うことは信用できねェ……」
ドスジャグラス 「へへ……」
アンジャナフ 「……だが、俺ももう体力がカラッケツだ。行くよ」
以下略 AAS



36:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:23:52.42 ID:0Q6uK0L10
グルルル……

アンジャナフ 「しかし今は、厄介者が俺だけじゃなくてな……」
ドスジャグラス 「…………?」
少年 (すやすや……)
以下略 AAS



37:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:24:24.29 ID:0Q6uK0L10


=古代樹の森・ドスジャグラスの住処・夜=

ドスジャグラス 「驚きましたぜ……まさか兄貴が、人間のガキを連れてやがるとは……」
以下略 AAS



38:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:24:55.54 ID:0Q6uK0L10
ドスジャグラス 「……だ、だってよ。兄貴はその……今……」
アンジャナフ 「…………」
ドスジャグラス 「ま、まぁ……それに、相手はあのリオレウスだ。レイアまで動き出したらもう手に負えねェ。確実に八つ裂きにされちまう」
アンジャナフ 「それは……確かにそうだが……」


39:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:25:27.84 ID:0Q6uK0L10
ドスジャグラス 「動けるうちに、兄貴だけで大蟻塚に向かった方が絶対いいって。俺には口出すことくらいしかできねェけどよ」
アンジャナフ 「…………」
ジャグラス♀ 「あなた、ちょっと」
ドスジャグラス 「あ? ン、分かった。今行く。兄貴、悪ィな。ここでゆっくりしててくれ」
アンジャナフ 「あァ……助かる」
以下略 AAS



40:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:26:04.78 ID:0Q6uK0L10


ドスジャグラス 「何だ? 今大事な話の最中だぞ」
ジャグラス♀ 「『何だ』って……あなた、あの『尾無し』……もしかして指名手配が出されてる『アンジャナフ』じゃ……」
ドスジャグラス 「あァ? だとしたら何だっつぅんだよ」
以下略 AAS



41:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:26:38.02 ID:0Q6uK0L10
ドスジャグラス 「わ……分かってるよ。だけど今夜くらい……」
ジャグラス♀ 「警備団に見つかったら、私ら一族も皆殺しよ! 『尾無し』に森を生きる資格はないんだから! 家族のことをもっと考えて!」
ドスジャグラス 「で、でもよ。俺ァ昔兄貴に世話になったんだ。それに……この前のことで、一度見捨ててる。一晩くらいは匿わなきゃ、男が廃る」
ジャグラス♀ 「あなたのプライドと命、どっちが大切なの!」


42:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:27:12.83 ID:0Q6uK0L10


アンジャナフ (ドスジャグラスの野郎、遅いな……)
少年 「…………」
アンジャナフ 「! うわびっくりした。てめェ、起きてやがったのか!」
以下略 AAS



43:三毛猫 ◆58jPV91aG.[saga]
2018/02/01(木) 11:27:49.65 ID:0Q6uK0L10
少年 「……!」
アンジャナフ 「残った角に誓って言う。俺ァ、てめェを安全な場所まで送り届ける。絶対にだ」
少年 (ニコリ)
ドスジャグラス 「……ん? ガキィ、目ェ覚めたのか」
少年 (ビックゥ!)
以下略 AAS



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