【モバマス】琥珀色のモラトリアム
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/03(土) 00:30:18.58 ID:vBuyWfgt0
時計の針が、ボクを急かすようにうるさく時を刻む。読んでいた雑誌をテーブルに置くと、自分の手が僅かに震えていることに気づいた。ボクはそれを隠すように、エクステの端を指で弄ぶ。

「……虚勢(うそ)だよ、そんなものは」

「悩み事、か?」

「……プロデューサー、聞かせてほしい」

「何だ?」

「何故あの日、キミはボクを選んだんだい」

瞬間、彼の纏う空気が僅かに変化した気がした。まるで唐突に、月が地球の陰に隠れてしまったかのように。
沈黙。そして彼は言葉を選びながら話し始める。


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