15:名無しNIPPER[saga]
2018/02/12(月) 23:54:59.67 ID:XMy+tLVq0
アイオワ「おまえさんの顔を見るのはもううんざりだ! なんて言い合う日々が続いたもんで職場の雰囲気も悪くなり、一人、また一人と異動していったのさ」
アイオワ「とうとう最後の一人に異動願を出されたとき、思ったんだ。ここで私が折れないとこの男のもとにはもう誰もいなくなってしまう、と」
アイオワ「仮にも惚れた男だ。情もある。仕方がねえ。こうなったらあたしも女だ。泪を呑んで、歩み寄ろう」
アイオワ「そうと決まれば職場に向かい、あの男に向かってこういった」
アイオワ「『ごめんなさい。私も悪かった。あなたがもう浮気をしないと誓うなら、これまでのことは全て水に流すから。二人で一緒にこの鎮守府を立て直そう』、と」
アイオワ「……」
アイオワ「……と、まあ」
アイオワ「以上が、私がここにきた経緯の話でございます」
アイオワ「悪妻を持つと出世をしますが、悪夫を持つと出征するというお話でした」
アイオワ「お後がよろしいようで」
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