男「やだなあ、怖いなあ」
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5:名無しNIPPER[saga]
2018/02/10(土) 10:36:12.41 ID:9J2t81TAo
「でもさ、最近は結構ソシャゲも競争が厳しいみたいでな」

「え?」

「無課金でも楽しく長く遊べるゲームって、かなり多いと思うぞ」


先輩がね、自分のコップにビールを注ぎながらそう言うんだ

あれ、おかしいなあ、さっきのでソシャゲの話は終わったと思ってたんだけどなあ、まだ続くのかなあ、おかしいなあ、って俺はそんな風に思いながらもね、黙って先輩の話を聞いてたんだ

そうしたら、その先輩、ポケットから自分のスマホを取り出してね、俺に画面を見せてくる


「例えば、コレとか、あとコレな」


そうやって一つ一つゲームの内容だとかを説明してくるんだ。でも、俺はソシャゲには興味がないから、話を聞いてても全然面白くない

話早く終わらないかなあ、まだかなあ、まだかなあ、いつまで続けるんだろう、嫌だなあ、嫌だなあってそう思いながらもね、ずっと話を聞かされてね

で、それから二十分ぐらい過ぎた頃かな。いきなり先輩が言い出す訳だ


「お前もさ、この中から一つやってみないか。課金が怖いって言うけど、そんなの自分がしっかりしてりゃ平気な訳だしさ」


これには驚いた。そう言われてもね、俺はその時、先輩の話なんかほとんど聞かず、適当に相槌を打ってただけだったから。どれか一つって言われても、何も覚えてない

でも、これを断ったら話がまだ続きそうだし、色々とめんどくさい事になりそうだったし、もう仕方ないなと思ってね、ポケットから自分のスマホを取り出して

やだなあ、怖いなあ、ハマったら課金しそうで嫌だなあ、怖いなあ、なんて思いながらも

適当に一つのアプリをインストールしたんですよ


仮にこのアプリを『I』としましょうか……。そのソシャゲを俺はこの日から始めたんだ




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