9: ◆MARxuRxDxo[saga]
2018/02/12(月) 15:13:05.90 ID:TeEy90Go0
 「ふー、ふー。ズズッ、ズズルッ…………。あれ、さっきまでと違うような……?」 
  
 「そうだな。麺がスープを吸ってモチモチになってる」 
  
  なるほど、と幸子は勝手に納得する。弾力があり程よくスープの味が染みた麺は、最初とはまた違った味わいを見せていた。麺が三分の一減ったあたりで箸休め代わりにメンマを食べてみる。 
10: ◆MARxuRxDxo[saga]
2018/02/12(月) 15:13:52.17 ID:TeEy90Go0
  そうして丼の中身が半分ほど減った辺りで、いつの間にか白濁したスープの中に隠れた小梅を発見した。口直しとばかりに口に入れると、梅干しの酸味のおかげかなんだか口の中がさっぱりしたような気がする。 
  
 (口直しにはいいんですけど、これを“小梅”と呼ぶには抵抗がありますね……カリカリ梅?) 
  
  そんなことを考えながら、残り半分に手をつける。あまり味もキツ過ぎないお陰で、普段は少食の幸子でも気づけば丼の中は殆ど空になっていた。 
11: ◆MARxuRxDxo[saga]
2018/02/12(月) 15:14:24.55 ID:TeEy90Go0
  結局スープを少しだけ飲んで終わりにすることに。 
  
 「ふう、ごちそうさまでした」 
  
 「ごちそうさん。んじゃ戻るか」 
12: ◆MARxuRxDxo[saga]
2018/02/12(月) 15:15:16.80 ID:TeEy90Go0
  ──翌日 
  
 「うっっっわ寒っ!」 
  
 「昨日はアレでまだ暖かかったんですね……道路もツルツルですし」 
13: ◆MARxuRxDxo[saga]
2018/02/12(月) 15:15:54.19 ID:TeEy90Go0
 「はぁ……仕方ないですね。情けないプロデューサーのためにも、一発で終わらせてきてああげますよ! その代わり、ご褒美は弾んで貰いますからね!」 
  
  そう言って駆け出す幸子。結局大見得を切った通り撮影は一度で完璧に終わるのだが、慣れないスキー靴のせいでこのあとすぐに転んでしまう。 
  
 「へ? うぇああっ、ふぎゃん!」 
14: ◆MARxuRxDxo[sage saga]
2018/02/12(月) 15:17:36.99 ID:TeEy90Go0
 以上です。 
 元々単発ネタの為続くかは分かりません。 
15: ◆MARxuRxDxo[sage saga]
2018/02/12(月) 15:25:54.13 ID:TeEy90Go0
 依頼出してきます 
16:名無しNIPPER[sage]
2018/02/12(月) 15:27:24.05 ID:oISS/NT00
 続けたまえ(真顔) 
17:名無しNIPPER[sage]
2018/02/12(月) 17:02:05.75 ID:2oOiGOJmo
 続けてもええんやで 
18:名無しNIPPER[sage]
2018/02/12(月) 20:30:57.38 ID:Jo+EzEeto
 札幌の民なのでどこの店かわからん 
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