【バンドリ】弦巻こころ「愛してるゲームをやるわよ!」
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10:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 01:49:01.71 ID:tZ4okRzQ0
薫「私がその場にいれば、きっと怪盗の望む通りの演技をしてあげられただろうけど……それはもう過ぎたことだ」

薫「こうして、今ここで美咲に演技を教えることが出来る。それはそれで儚いことさ……」

美咲「はぁ……」

薫「さて、まずは……美咲はセリフに心を込める、というのをどういう風に考えているかい?」

美咲「え、えーっと……本当にそう思っています、って伝わるように……ですかね」

薫「なるほど、それも間違ってはいない。だけど一番大切なのは、その役……つまりその人の気持ちになりきることだ」

薫「豪華客船の件も、例えば……そうだね、愛する恋人が見知らぬ誰かにさらわれたとしよう。そして、その最愛の人を助けるには、君が心からの告白をしなければいけない」

薫「ほら、そう考えてみれば自然と気持ちが入るだろう?」

美咲「……まぁ、言わんとすることは分かりますけど」

薫「演じるというのはそういうことさ。自分ではない人物……つまりキャラクターを自分の中に持って、そのキャラクターならこうすると自分の解釈を表現する……それだけさ」

薫「さて……それじゃあ、美咲。今、君の中に瀬田薫という一人の人間を愛するキャラクターを持ってみよう」

薫「イメージはなんでもいいさ。私に黄色い声援をくれる子猫ちゃんたちでもいいし、千聖のように素直じゃない好意を向けてくれるイメージだっていい」

薫「大事なのは『瀬田薫が好き』というキャラクターを持つことだからね」

美咲「…………」

美咲(ええっと、なんだかすごくまともな演技指導を受けてる気がするけど……薫さんのことが好きな人か……)

美咲(りみが薫さんのこと好きそうだったし……りみだったら……)


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