5:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 00:05:15.05 ID:Ik7A5N6V0
理樹(そう。依然、鈴との関係は前に進んでいない。というより高校からむしろ後退している。「あちら」の世界での僕達は確か付き合っていたと思われるが、それはあくまでその時の話。現実に帰還してから今に至るまで状況が状況のため、鈴とそういった空気になる事がなかった。これでは恭介達も草葉の陰で泣いていることだろう)
理樹「……っていうかなんで笹瀬川さん僕の気持ち分かったの!?そんな素振りあったっけ!?」
笹瀬川「いや……なんというか、あなたの動き全てがそういう素振りですわ……」
理樹(笹瀬川さんは呆れた顔でため息をついた)
理樹「でもさ…まだあれから一年しか経ってないんだよ。まだまだこれからゆっくり関係を縮めていければ……」
笹瀬川「そんな悠長なことを言ってられて?」
理樹「えっ?」
笹瀬川「確かに急ぎ過ぎるのは色々と良くありません。ですがそれはあくまであなたと棗さんの問題。他の殿方はそんな事御構い無しですわよ」
理樹「そっ、それってどういう意味!?」
笹瀬川「実は、棗さんと最近仲のよい男性がいらっしゃいますの」
理樹(笹瀬川さんの口から出てきた言葉は未だかつてない程、僕の頭に重くのしかかった)
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