8: ◆wcclgvScCs[saga]
2018/02/28(水) 23:20:22.45 ID:cwelXzVUO
 ーー 
  
 突然の事に何がなんだか分からずあなたが突きつけられたカードを不思議そうに見つめていると、男性は腫れ物を見るような目でこちらを見ながらカードを取り下げ、座っていた椅子の元へと歩く。 
  
 さっきよりいくらか疲れたような表情をしながらドッカリと椅子に座ると手に持っていたカードをポイっとゴミ箱に捨てた 
  
 「ああっ! カードは貴重な物って直し屋のおばさんが言ってたわ! 大切にしないと。それとヘルヘイムさんの事信じてくれたのね、先生良い人だものきっと信じてくれるって思ってたわ、ありがとう!」 
  
 「だいじょぶですよニセモノですから、後お嬢さんの話鵜呑みにした訳でもござぁせんよ、このご時世札向けられて反応が無い様なボンクラが攫いやると思えんだけです。ハァ、厄介事が一つ増えた」 
  
 心情を隠しもせず男がそう言うとカウンター上の物の中から血圧計の様な筒状の装置を取り出してあなた達の前に置いた 
  
 「まァ、検査したら記録の中から割り出せますし、お嬢さんがまた騒ぎだす前にちゃっちゃと身元割り出しますか、あなた…ええと、ヘルヘイムさん?からやります、ほら利き腕と逆の方出して、検査するから。やってる間利き腕の方でこっち書いてね、別々でやんのも面倒なので」 
  
 筒状の装置に腕を入れると内側の線模様が淡く光だし、男性の横にあるパネルも起動しだす。 
  
 それとは別に出された紙には年齢や名前、住所の大まかな位置などなど様々な物を書くように記されている 
  
 あなたの性別は? 
 あなたの性格は? 
 あなたの口調は? 
 あなたの特技は? 
 あなたの好きなものは? 
 あなたの嫌いなものは? 
  
 性別、性格以外は分からない、覚えていないでも可 
  
 ※この安価以降主人公が喋ります 
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