少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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28:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/03/16(金) 11:04:51.04 ID:nAc8IF/I0
少年「あいつの隣に座るよ」

この二人の近くにいるのは楽しいが集中が出来ない。

といっても他の知り合いといってもさっきのリューンしかいないからな。

オル「え〜付き合い悪いぞ☆」

ノヘジ「もう女に手を出すとは………流石と言わざるを得ない」

バジロウ「モテ男ってのは実在したんだなぁ」

なんだか不名誉なレッテルを貼られたような気がするが気にせずにリューンの横へ行く。

リューン「うへへ、このクラスには美男美女が多くて、妄想が捗りますですよ♪」

少年「リューン、隣いいか?」

リューン「うひゃへあおぅ!?」

リューンに声をかけると素っ頓狂な声をあげ驚いていた。どうやら何かに集中していたみたいだ。

邪魔をしては悪かっただろうか。

リューン「な、なんですか。どうしましたですか?」

少年「隣座っていいか?」

リューン「あ、大丈夫ですよ。でもさっき話されてたハーピィの女の方の隣の方がいいんじゃないでしょうか」

リューン「異種族間の愛はじゅるるる、うへへ」

リューンの好感度【2】

少年「リューン?」

リューン「はっ! な、なんでもないであります!」

なんでもないなら大丈夫みたいだな。隣に座らせてもらおう。

ガラガラガラ

席に着くと同時に教室の扉が開いて赤い鱗をした派手で大柄の男が入ってきた。

男は教卓の前まで行くと、黒いファイルを教卓の上に投げ、クラス中を見回した。

おそらく教師だと思うが………見れば見るほど怪しくなってくるな。

「おう、全員そろってんな。なんだこのデンジェラスフェロモンむんむんのハイパーグレートモストハンサムな男は一体誰だって思ってる面してんな?」

アータル「見ての通り教師のアータル・オルファンだ。俺はそんじょそこらの教師の三倍はすげーからこのクラスになったからには他のクラスの三倍はすげーことしてやる」

アータル「ってことでよろしく!」

どこが見ての通りか分からないし、何が凄いのかよくわからない挨拶だったが教室中から拍手が上がったのでそれに倣う。

アータルは満足したらしくポケットから煙草を取り出すと、口に咥え火をつけた。そして一口で吸い切ると大量の紫煙を吐きだした。

今のところ教師らしき要素は一つもない。外部の者が侵入して教師を気取ってるんじゃないかとも思えてくる。

アータル「まずは学校の案内だが―――」

ふと横を見るとリューンは虚空を仰ぎながらにやにやと笑っていた。

その口からは涎が垂れているように見えるが大丈夫だろうか。

………表情を除けば容姿は良いと言っても差し支えないだろう。人間目線で見ればだが。

スタイルもさっきの事を思い出せば悪くないし………

いや何を考えてるんだ俺は、ここに来たのは勉強のためだ。恋愛のためなんかじゃない。

といっても人、衣食住が満たされれば色恋に興味が出るのも当然………

リューン「あの、少年殿? 私の顔になにかついてますか?」

少年「よだれ、垂れてるぞ」

リューン「うひゃあおぅっ」

いや、ないな。色恋は俺にはまだ早すぎるみたいだ。


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