モバP「今日は凛に渡すものがあります」渋谷凛「え、何。急に改まって」
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6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/03/14(水) 00:39:16.76 ID:bsBodHjT0



凛「それで、わざわざ会議室なんて取ってまでして渡さなきゃいけないものって何?」

P「これ」

凛「かわいい箱とラッピングだけど……中身は?」

P「こねて作った、薄いやつ」

凛「? あ、もしかして」

P「ホワイトデーのお返し。今年はちょっと趣向を変えて手作りにしてみたんだけど」

凛「うん」

P「でもやってみたら案外難しくて。それに、普段お菓子なんて作らないから」

凛「うん」

P「だからその、お世辞にも上手とは言えないかもしれないんだけど」

凛「……ぷっ、あはは。そういうことだったんだ」

P「え?」

凛「珍しく緊張してるなぁ、って思ってて、不思議だったんだよね。……でも、そっか。手作りしてくれたんだ」

P「無意識で凛がバレンタインにくれたものと比べちゃってさ、さっきまで渡すかどうかでうじうじしてた」

凛「……あのさ、ちょっと恥ずかしいんだけど聞いてもらってもいいかな」

P「?」

凛「私にとっては覚えててくれるだけで、結構嬉しかったりするんだよね。喜んでもらえた、ってこと自体がお返しっていうか。そういうの、プロデューサーは結構身に覚えあるんじゃない? どこかのアイドルに衣装をプレゼントする機会とか、多いし」

P「……それは、まぁ、うん」

凛「だから、そういうこと」

P「そう言ってもらえると嬉しいけど、やっぱちょっと考えずにはいられないなぁ」

凛「はぁ、もう。……これ、開けていい?」

P「え。今食べるの」

凛「うん。もう私のだし、いいよね」

P「はい、どうぞ」



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