【艦これ】叢雲「甘えたな提督」
1- 20
19: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 17:59:01.19 ID:i93qXE2v0
 霞の小さい手が髪を撫でる。目の前にあるのは白。霞の制服の生地の色で、部位はお腹。
 すーっと息を吸えば鼻から霞の香りが鼻腔を満たし、その先の脳髄をくすぐる。

霞「まったく……図体はデカい癖に甘えたなんだから……」
 
以下略 AAS



20: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:00:02.12 ID:i93qXE2v0
 その日、全ての艦娘が講堂へ集まっていた。
 いずれの艦娘の眼には轟々と燃え盛る闘志があり、今にも海へ駆け出しそうな勢いだ。
 その張りつめた空気の中、一人の大男が壇上へ上った。

 後ろにつくのは秘書艦、叢雲。
以下略 AAS



21: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:00:32.53 ID:i93qXE2v0





以下略 AAS



22: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:01:17.04 ID:i93qXE2v0
【  】



提督「艦娘……?」
以下略 AAS



23: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:01:45.74 ID:i93qXE2v0
艦娘を指揮して初めての大規模作戦。
 その日、提督は眠れなかった。
 体が震える。
 その大きな体を縮こまらせて、震えている。

以下略 AAS



24: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:02:11.95 ID:i93qXE2v0
提督「今まで俺は自分が命を掛ければいいと思っていた! それなのに、俺はこんな安全な場所にいるだけで……戦うのは年端もいかないような女の子で!!」

提督「俺が命令を出せばみんな笑顔で出撃していく! 沈むのは海の向こう、俺の知らないところで戦い、傷つき、その間俺はこの部屋でただ祈ることしかできない!!」

 泣きながら、提督は叫んだ。
以下略 AAS



25: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:02:40.30 ID:i93qXE2v0
叢雲「司令官って、意外と泣き虫なのね」

 初めて言われた。

叢雲「そして結構考えが甘っちょろくて、意外と小心者で」
以下略 AAS



26: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:03:07.13 ID:i93qXE2v0
叢雲「司令官はそこにいるだけで、私たちの心に寄り添ってくれているだけでいいの」

提督「し、しかし!」

叢雲「私たちは一人でなんて戦っていないわ。仲間と、そして心にいる司令官とも一緒に戦っているんだもの」
以下略 AAS



27: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:03:36.11 ID:i93qXE2v0
叢雲「司令官がそんな調子じゃ艦隊の士気に関わるわ。だから、こっそり私に甘えて、バランスを取るの」

提督「バランス……」

叢雲「そ。そのかわり、皆の前ではみんなを支える絶対に倒れない居場所になってもらうわ。それが、司令官の戦いよ」
以下略 AAS



28: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:04:07.47 ID:i93qXE2v0
霞「……あら」

満潮「……霞?」

霞「珍しいわね、満潮姉さんがこんな時間まで起きてるなんて」
以下略 AAS



37Res/31.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice