117: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:11:43.47 ID:nFUBVzrv0
「天候のこと、娘さんの精神状態のこと、ご懸念は尽きないことと存じます。
仮にこの件で何か問題が起こった場合、責任は全て私が負います。
どうか、あの二人のステージだけでも見届けて貰うわけにはいかないでしょうか」
父親は渋い顔で腕を組み、無言。
アナスタシアは俺と彼の顔を見比べる。
「この通りです」
椅子を降り、土下座をした。
頭の上でアナスタシアがうろたえる気配。父親も僅かに低い唸りを漏らした。
言葉一つ行為一つでこちらの誠意が100%伝わるかはわからないものの、アイドルの為、こちらも頑固を通させて貰う。
「パパ……。アーニャは、行きたい、です」
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