ゆき「私ね、めぐねえみたいになりたい」【がっこうぐらし】
1- 20
22:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:33:28.87 ID:pUM65r/L0

「未来の子供達のために知恵を振り絞って、それって格好いいと思ったの」

いつからか抱えていた夢の話。

以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:35:21.55 ID:pUM65r/L0
だけど、いざ行動に移してみると出来ないことばかりだった。

思春期の生徒たちは気難しくて、宿題やテストを作るのは大変で、楽しい授業はおろか、普通の業務さえままならない。

言っていて、なんだか悲しくなってくる。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:36:17.46 ID:pUM65r/L0

「なーんて、そろそろ帰りましょうか」

せめて今だけでも取り繕って、帰宅を促す。

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:37:00.07 ID:pUM65r/L0

そう思った、矢先だった。

「めぐねえは、学校が嫌いなの?」



26:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:39:35.15 ID:pUM65r/L0

――無言で首を振った。そんな筈ない。

「ならいいじゃん。私はめぐねえも学校も好きだよ?」

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:41:13.20 ID:pUM65r/L0

「でもじゃないよ!」

丈槍さんは、強く裾を掴んで私の顔を見つめていた。

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:43:18.76 ID:pUM65r/L0

「めぐねえは誰が何と言おうと私たちの先生なの、そうでしょ?」

――その時、なんだか肩の力が抜けたような気がした。

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:43:54.17 ID:pUM65r/L0

「……先生、頑張るね」

頑張って捻りだした言葉は、なんだか的外れだったと思う。

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:47:06.68 ID:pUM65r/L0

「実はね、ずっと考えてたの」

いつもより遅くなって校門まで送っていった帰り道、靴を整えながら丈槍さんが呟く。

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:48:13.95 ID:pUM65r/L0
一瞬、彼女の言っていることが上手く掴めなかった。

脳がようやく意味を理解し始めてじわじわと咀嚼しているうちに、彼女はどんどんと話を進めて行ってしまう。

「優しくて、頑張り屋で、いつも親身になってくれる、そんな学園の……」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:49:33.47 ID:pUM65r/L0

「……マスコット?」

「マスコット」

以下略 AAS



44Res/19.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice