ゆき「私ね、めぐねえみたいになりたい」【がっこうぐらし】
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30:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:47:06.68 ID:pUM65r/L0

「実はね、ずっと考えてたの」

いつもより遅くなって校門まで送っていった帰り道、靴を整えながら丈槍さんが呟く。

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:48:13.95 ID:pUM65r/L0
一瞬、彼女の言っていることが上手く掴めなかった。

脳がようやく意味を理解し始めてじわじわと咀嚼しているうちに、彼女はどんどんと話を進めて行ってしまう。

「優しくて、頑張り屋で、いつも親身になってくれる、そんな学園の……」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:49:33.47 ID:pUM65r/L0

「……マスコット?」

「マスコット」

以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:52:11.82 ID:pUM65r/L0

「あっでもそれじゃあ被っちゃうか……そうだ!」

マシンガンのように立て続けに言葉を発する丈槍さんは、今度は腕を斜め上に張った。

以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:53:15.63 ID:pUM65r/L0

「それから、学校に住んじゃう! 屋上の菜園も借りて、私だけのお城だ!」

「お城か。楽しそうね、そういうの」

以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:55:27.94 ID:pUM65r/L0
だけど、私の仕事も忘れちゃいけない。

学校には素敵な夢を持った生徒がたくさん集まる。

だから、その夢を尊重しつつ、少しだけ苦い現実も混ぜ込んであげなければ。
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:56:52.29 ID:pUM65r/L0

こうやって生徒と話してみると、以前誰かが言っていたことを思い出す。

生徒に学ぶことのほうが多い、か。

以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:58:09.71 ID:pUM65r/L0

いつしか私の中に、一つだけ目標が芽生えていた。

私は絶対に、頼れる先生になろう。

以下略 AAS



38:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:58:50.53 ID:pUM65r/L0

「あっ、そろそろ時間だから帰るね。ばいばい、めぐねえ先生!」

「佐倉先生、でしょ。気を付けて帰るのよ」

以下略 AAS



39:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 03:00:36.09 ID:pUM65r/L0

最近、学校が好きだ。


そう言うと変に思われるかもしれない。
以下略 AAS



40:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 03:01:40.38 ID:pUM65r/L0

「おはようございます」

「おお、めぐねえが時間通りに来た」

以下略 AAS



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