ゆき「私ね、めぐねえみたいになりたい」【がっこうぐらし】
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:10:35.94 ID:pUM65r/L0
しかし、通りすがりの別の学年の子にさえ知れ渡っているこの名前は、上の人達からは好まれていないらしい。

なんでも同年代の友人のような距離感は、教師と学生の関係として望ましくないとか。


以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:12:02.95 ID:pUM65r/L0
「あの、めぐねえ、遅刻してない?」

「えっ、あ、ありがとう祠堂さん!」

「じゃあねー」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:13:19.75 ID:pUM65r/L0
その後、結局ホームルームに遅れてしまい、みんなには散々弄られてしまった。

めぐねえしっかりしなよ。
そう生徒にまで言われてしまったのは、流石に少し凹んだ。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:14:13.53 ID:pUM65r/L0
それから一日は、時間ごとにクラスを変えて国語の授業。

最近少しは慣れてきた教壇に立って、学校指定の進行とクラスの理解度を照らし合わせてどうにか作った計画に合わせ、今日の授業を進める。



12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:15:44.64 ID:pUM65r/L0
深呼吸を一つ。

今朝は大失敗をしてしまったけど、授業は気を引き締めていれば大丈夫だ。

頼れる先生として、いつも通り、みんなに分かり易く。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:17:48.57 ID:pUM65r/L0

「はあ……」

昔から器量のいいタイプではなかったけれど、今日はまた一段と上手くいかない。

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:19:31.63 ID:pUM65r/L0
「それで、どうかしら、解けそう?」

「うーん、あああー」

丈槍由紀さん、私の指導する生徒の一人だ。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:21:26.11 ID:pUM65r/L0
しかし普段の様子を見ていると、子供っぽい言動も多いものの、場の雰囲気を読んで巧みに動いている節がある。

恐らく、とても賢い子なのだ。少しだけ勉強が苦手なだけで。


以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:22:59.94 ID:pUM65r/L0
「……ねえ、めぐねえ」

「っあ、ごめんね」

ふと気付いたら、空白の埋まったプリント持って、丈槍さんがすぐ隣に立っていた。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/23(金) 02:25:27.94 ID:pUM65r/L0
改めて丈槍さんの方に向き直し、手に持っていたプリントを受け取ろうと手を伸ばす。

だが、その手は空を切り、プリントは丈槍さんの後ろに隠されてしまった。

「えっと、丈槍さん……?」
以下略 AAS



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