12: ◆cgcCmk1QIM[sage saga]
2018/03/24(土) 20:23:46.54 ID:bU2BHSY40
「―――ごめんなさい!!」
私の口から、ずっとずっと言えなかったことが吹き出しました。
「……白菊さん?」
怪訝そうな顔をするPさん。
仲間の皆。
「ごめんなさい―――ごめんなさい、ごめんなさい。私が悪いんです」
だけど、一度堰を切った言葉は、罪悪感は、もう止まりません。
「私が、不幸を呼んだんです。私の、私のせいで事務所が、皆の夢が―――!!」
私は、洗いざらいを吐き出しました。
自分が、不幸の子であること。
色々な不幸を招くこと。
きっと、事務所を襲った不幸は私のせいであること。
みんなの夢を邪魔したのは、私であること。
ずっと自分の不幸を、皆に言わずに黙っていたこと―――
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