5: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2018/03/30(金) 00:20:50.59 ID:dmsX2M9jo
やることもなくて、手持ち無沙汰だったからか、ふわぁ、と小さくあくびをしたこずえちゃんの頭を気付いたら撫でていました。ハッとそれに気付いたけど、撫でられているこずえちゃんは満足そうな顔をしていたので良かった。
「そういえば…こずえちゃんはなんでここに?」
「えっとぉー……なんだっけぇ……?」
こてん、と首を傾げるこずえちゃんに苦笑いが浮かびました。
「かりん…あそぼー……あそべー……」
こずえちゃんはそう言うとぐいぐいと私の腕を引っ張って雨の中へと出そうとしてきました。
「ふぇぇ!? こ、こずえちゃん意外と力強い…っ!?」
踏ん張って抵抗しようとしましたが、雨によってぬかるんだ地面のせいで上手く力が込めれずにそのまま木陰から雨空の下に。
激しい雨があっという間に服を濡らしていく中、身体に打ち付けられる痛さを感じながらこずえちゃんは大丈夫なのかと目をやると彼女は楽しそうに笑っていました。
「こっちのほうがたのしいよー……?」
そう言って水たまりの中心で楽しげに足踏みをしていて。
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