168:名無しNIPPER[saga]
2018/04/22(日) 21:34:16.30 ID:FRJNW27z0
 ピジョン「ポケモンかな〜」 
  
 ユンゲラー「ポケモンだと思う」 
  
 レッド「やっぱそうかな……」 
  
 ピジョン「前もそうだったけど、別行動の時にレッド君に何かイベントが起こるね。やっぱ一緒にいないとダメだね〜♪」 
  
 レッド「もう既に一日の殆ど一緒にいるのにな。でもそんな害のある感じじゃなかったけどな」 
  
 ユンゲラー「でもお父さん、私達両方いなかったのにあんまり無茶しちゃダメだよ。浚われちゃう」 
  
 レッド「俺みたいなかわいくない10歳に需要あるかー?」 
  
 ピジョン「えっ」 
  
 ユンゲラー「えっ」 
  
 レッド「えっ?」 
  
  
  
  
  
 〜ロケットゲームコーナー〜 
  
 レッド「なあ」 
  
 見張り「ん? 何だ小僧、迷い込んじまったのか? 子どもがこんな場所にいるもんじゃない。俺が出口まで連れてってやるよ、ついてきな」 
  
 レッド「……そのポスター」 
  
 見張り「うん?」 
  
 ピジョン「お兄さん、さっきからそのポスターの前からず〜っと動かないね。何かあるの?」 
  
 見張り「……若い嬢ちゃんが口出しするような事じゃないぜ。深入りしても良い事なんかない。大人しく帰りな」 
  
 ユンゲラー「……ごめんなさい。えいっ」 
  
 見張り「……ぐおっ! ねんりき……!? その嬢ちゃん、黄色いパーカー……フーディンかなんかの人型かっ! くそっ油断した!」 
  
 レッド「まだユンゲラーだよ、二度と間違えんな……ポスター剥がしたら怪しげなボタンが。押すか」 
  
 見張り「それはっ!」 
  
 ポチッ ガタガタッ ズズズズズ…… 
  
 レッド「おいおいマジだったのかよ……半信半疑だったのに」 
  
 ピジョン「この階段……かなり下まで繋がってるみたい。大胆な秘密基地だ〜」 
  
 レッド「そんなかわいいもんでもない気するけどな……けーちゃん、さっきから黙ってどうした?」 
  
 ユンゲラー「……!」 
  
 レッド「うわっすっげえ眼キラキラしてる! 秘密基地とかそういうの好きだったのかけーちゃん!」 
  
 ユンゲラー「うん、すっごいワクワクする……!」 
  
 レッド「……どうする? 様子見だけして帰るつもりだったけど」 
  
 ピジョン「ねえねえ見張りの人、先に進んでいい?」 
  
 見張り「駄目に決まってんだろ!」 
  
 レッド「とはいっても、こんな事しといて今更何もしないで帰るのもな……折角だし、行ってみるか!」 
  
 ピジョン「良かったね〜けーちゃん」 
  
 ユンゲラー「うん!」 
  
 受付「何だよ騒がしいな……おい!大丈夫か!」 
  
 見張り「そこのガキにやられた……隣の綺麗な嬢ちゃん達は多分人型のポケモンだ、騙されんな……」 
  
 受付「てめえ、何者か知らねえが大人しくしやがれ! 行け、ドガース!」 
  
 レッド「けーちゃん、こいつに勝ったら秘密基地だ!」 
  
 ユンゲラー「やった……!十秒で倒す……!」 
  
 ピジョン「地下施設にワクワクなけーちゃんかわいくない?」 
  
 レッド「かわいい」 
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