レッド「擬人化ポケモン……最高だな」
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19:名無しNIPPER[saga]
2018/04/06(金) 00:04:12.73 ID:A7sqvM0p0
ロケットだん「邪魔だぜ坊主!ポケモンマフィアロケットだんさまのお通りだ!嬢ちゃんもそんなガキより俺等とどうだ!」

ポッポ「……は?」

レッド(えっ、いつも温厚でほわほわしたポッポから聞いた事ないくらい低い声出たんですけど何?)

ロケットだん2「俺達は大事な仕事をしてるんだ。古代の化石とかいう嘘みてえなホントのビジネスさ。子供は家に帰んな!」

ポッポ「……」

レッド「ポッポ、何でそんなキレてんのか分かんないけどストップストップ、目怖いから」

ロケットだん3「みだりに大人の世界に首を突っ込むもんじゃないぜ坊や、手持ちのポケモンと嬢ちゃんだけ置いて帰んな」

ポッポ「……早くポケモン出しなよ、3人まとめて1分でけり付けてあげる」

レッド「ポッポ……?」

ポッポ「任せて」

ロケットだん1「好き勝手言ってくれんじゃねえか嬢ちゃん。かわいいから何もしねーで見逃してやろうと思ってたのに気が変わったわ」

レッド「当然だろ、俺が惚れた女だぞ」

ポッポ「ごめんレッド君、今はちょっと」

レッド「はい、すんませんっした、はい黙ります」

ロケットだん2「……?」









ポッポ「ロケット……なんだっけ?覚えてないけど、情けないね。3人掛かりでポッポ1匹に傷一つ付けられないなんて」

ロケットだん1「くっ……ふざけやがって……」

ロケットだん2「あの女、目にも留まらぬ速さで……光を纏ってるみてえだ」

ロケットだん3「覚えてろよ……これで終わりだと思うんじゃねえぞ……止まるんじゃねえぞ」

レッド「ポッポ!」

ポッポ「ごめんねレッド君……20秒くらいオーバーしちゃった……えへへ」

レッド「そんな事はいい、無茶しすぎだ!怪我はないか!?どっか痛む所は!?」

ポッポ「……えっと……全身?」

レッド「分かった、一旦戻るぞ。こいつら化石がどうとか何か怪しい話してたし、ちょっと聞き出したい気もするけど、ポッポの身体が最優先だ!」







〜ポケモンセンター おつきみやま前〜

ポッポ「……ごめんね、レッド君」

レッド「……何で俺が怒ってるか分かるか、ポッポ」

ポッポ「……1人で勝手に暴れちゃったから」

レッド「その通りだ。でんこうせっかを一度に酷使しすぎで肉体にとんでもない負荷が掛かってるって、怒られた」

ポッポ「……ごめんなさい」

レッド「……1つだけ訊かせてくれ。どうして、珍しくあんな本気で怒ってたんだ?」

ポッポ「……惚れた女の事見ない男なんていないって言ってくれたでしょ? 私も惚れた男の人が馬鹿にされてるの聞いて、なんか頭真っ白になっちゃって……」

レッド「ポッポ……」

ポッポ「言い訳になっちゃうけど、あそこで怒らないポケモンも中々いないよ〜」

レッド「ズルいよポッポは怒ろうと思ったのに、そんな事言われたら、俺はもう何も言えない」

ポッポ「ぁ……今だけは頭もっといっぱい撫でて……ちょっと頑張ったから」


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