いろは「どうして、わたしを選んだんですか?」
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3:名無しNIPPER[saga]
2018/04/14(土) 23:54:42.10 ID:9QqFPfO90
八幡 (俺の自意識過剰でなければ、恐らくあの、可愛くて優しい、彼女がどんなに否定しようとも優しい、けれど人間臭い、そんな魅力的な由比ヶ浜由衣という女の子はきっと俺の事を想っていてくれていたのだろう。)

八幡 (それはとても嬉しい、嬉しいことで、けれど、俺はどうしても由比ヶ浜が「ヒーロー」である俺を求めているんじゃないかと思ってしまった。彼女がどんなに否定しようと、俺と彼女の出会いはそういうモノだったから。)

八幡 (そんなのは当たり前、ヒーローになってこそ男だろうと、そういう人間もいるのかもしれないが、この比企谷八幡という人間は、醜くて汚い、それこそ人間臭い部分をありのまま、受け入れ、あわよくば愛してくれるような、ヒーローじゃない比企谷八幡を愛してくれるような人間を望むのだ。)

八幡(だから俺は、由比ヶ浜の想いに応えることはしなかったのだ。)

いろは「まあ、せんぱいの考えることも一理あるかもですけど」

八幡「俺何も言ってないよね、エスパーなの?」

いろは「先輩の考えることなんて五分五厘わかりますよ」

八幡「打率だったらとんでもない好成績だな」

いろは「ほんとはわかりませんけど、きっといろいろ考えあぐねた結果、由衣先輩を振ったんですよね」

いろは「でも、わたしも人間なんですから、心配になるんです」

八幡「心配?」

いろは「はあ、鈍いですね」


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