103:名無しNIPPER[saga]
2018/04/21(土) 21:17:18.67 ID:LYLIZ9K70
「……」
俺は驚く。愛華が、どれだけ相川のことを嫌っていたかを知っていたからだ。
「だから君が何かしたのかなって」
「何か、したんだろうな」
「ふーん。まぁ、知ってたけどね」
「さすがです、相川さん」
「ふふ、さすがでしょ」
その時、カラリと音が鳴って、教室の扉のところに愛華が立っているのが見えた。
「ねー、お兄ちゃーん」
間延びした声と共に愛華がやってきて、俺にこう言った。
「ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど」
おわり。
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