7:名無しNIPPER[saga]
2018/04/16(月) 23:03:39.35 ID:Yo4/p9EmO
なんていうか一言で言えば、自分を可愛く見せようとする。
この年頃の女の子であれば普通のことなんだろうけど(まぁ実際はどうなのか知らんが)、愛華はそれを極自然にやるからすごいと思う。
俺ですらそれが素なのか演技してるのかよく分からん時があるくらいだ。
「その好きな人ってのが、お兄ちゃんと同じクラスの人なの」
「マジかよ」
別に妹の恋路を邪魔する気はないが、それは何か嫌である。
ハッキリと説明はできないが、なんか嫌だ。
「え、誰?」
それでも気になる。ていうか、どのみち聞かされてしまうだろう。
てか、既に愛華が俺に何を頼もうとしているのか分かった。
「知ってるでしょ? テニス部の藍坂(あいざか)先輩。
だからお兄ちゃんにちょっと手伝ってもらいなって」
あー、あいつね、あいつ。まぁ、悪い奴ではないし、別に止めはしないけど、なんかなぁ。
あいつ天性のイケメンだからな。顔もトップアイドル並みだし、性格もいい。
まるで少女漫画の正統派ヒーローみたいな奴で、逆になんかなぁって思う。
派手好きの愛華が好きになるのも分かる。
115Res/73.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20