82:名無しNIPPER[saga]
2018/04/20(金) 23:03:02.26 ID:oAmRbez70
「十分関係あるよ。ここは私のクラスでもあるし、もうすぐ授業だって始まる」
冷静に相川が告げた。興奮したままの彼女は、それを聞き入れる気配がない。
また怒りが爆発して抑えきれなくなったのか、彼女は相川を押しのけてもう一発俺に平手打ちをかましてきた。
バシンと乾いた音が響く。
何故かクラスの男子たちから「おぉ……」と小さな歓声が上がった。
他人事だなおい。俺がこんな痛みを受けているというのに。ふざけんな。
「ちょっと!」
相川が咎める声を上げた。
そこで俺は、クラスメイトの数名の女子たちも、ゴミを見るような目つきで俺を見ていることに気付いた。
何かがあったのだ。昨日の放課後から、今日の朝に至るまでの間に。
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