レッド「無口だし幽霊」
1- 20
5: ◆nIESo90.aY[saga]
2018/04/19(木) 19:06:02.01 ID:pZdGRdJL0
そして、一歩、一歩とこちらに近付いてきた。
私は動くことができなかった。立ちすくんだまま、彼が近付いてくるのを見ていた。
突然吹雪が強くなり、立っていることもできず、尻もちをついてしまった。
正面からは深くかぶった帽子のせいで見えなかった彼の表情が、今ははっきりと見えた。
彼は、無表情でこちらを見下ろしていた。そして、私に伝えた。
「去れ」と。
口は動いていなかった。もしかしたら私の幻聴なのかもしれない。しかし、その目はそう言っていたのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
16Res/9.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice