【バンドリ】月島まりな「私がハーレム主人公に!?【ガールズバンドパーティ!】
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1:名無しNIPPER
2018/04/21(土) 20:21:04.48 ID:3TlPm2Hm0
 事の発端は、四月下旬に差し掛かった夕暮れ時のことである。
 CiRCLEの楽器倉庫で、月島まりなはあるものを握りしめて息を荒げていた。

「ハァハァ……、ゴクリッ。こっちは香澄ちゃんのパンツで、こっちがこころちゃんのスクールソックスね……!」

 両手に持っているしろものを交互に見やり、喜びに打ちひしがれるまりな。興奮して手元が震えてしまう。
 これらは全て、スタジオで練習している彼女たちの鞄から盗んだ、思春期の結晶ーーもとい、青春(意味深)である。
 どうやって手に入れたのかと問われれば言わずもがな、受付で預かった持ち物から隙を見て拝借したものたちだ。

「おっ! 黒色の生地に、ピンク色の花柄をあしらっちゃってるわ。まぁまぁ。香澄ちゃんったら、意外と大胆な下着を持っていたのね。素敵じゃない?」

 いやらしい感想を独りでぶつぶつと言い、誰に質問してるのか分からない疑問を空にぶつけてにんまりとほほ笑む。
 瞬間、ポッピンパーティのリーダーである、溌剌な少女のパンティーを顔に押しつけてまりなは一気に深呼吸し始めた。

「すっ! はっ! あ、ぁぁぁあっ……あ↑ら↓まぁ〜^→」

 香澄ちゃんの星の鼓動が鼻の奥深くまで、じんじんと伝わってくる。でも、どうやら今日はハズレみたい。これは未使用かもしれないわ。
 下半身の温もりを経験していない冷えた肌着に、まりなは心底残念に思った。洗剤の匂いがもどかしく感じて仕方がない。
 ただ、それも含めて変態淑女の鼻腔だけを満足させるには、十分な背徳感と芳香であることは間違いなかっただろう。

「お次は、そうね……。もっふもっふの、ふわ☆ギャラ♪サ〜ンド〜イ〜ッチ!」

 残業が二時間に及び、無償で働かされている死にかけのまりなに、至福のギャラ(?)が与えられる。
 イベントストーリーの課題曲となっている歌に合わせて、二足の布を両頬に円を描くように押しつけ回した。
 お察しの通り、ハローハッピーワールドの純粋無垢なお嬢様の使用済み靴下である。

「オホホホホノホォ〜〜〜^ッッッ!?」

 まりなはあまりの刺激に、反射的に背中をそってしまった。美しい弧を描いて、下手したらそのまま折れてしまいそうである。
 学校で一生懸命に活動していた、こころちゃんの若々しい脚のエキスが凝縮されているわ。甘酸っぱくてたまらない。

「も、もしかして、これをサンドイッチしたらどうなるのかしら? ハァハァ」

 さらに、意地汚いことに香澄のアンダーウェアをこころのソックスと一緒に絡みつかせて、

「お”っ……ぉ”お”!? の”っ”へ”ぇ”ぇ”ぇ”え”え”え”〜〜〜〜〜〜^!」

 ポピパとハロハピのコラボに、感想を言いたいが言語化するのが難しく、奇声を発してしまう。

「ハッピー☆ ラッキー☆ ポピパパ★ピポパァァァアアアッッッ!」

 ガキ臭いミルクのような匂いと、背伸びしたような汗の匂いが入り混じり、まりなの鼻をめちゃくちゃにする。
 これがなければ、社畜なんてやってられない。今日も彼女たちに感謝の気持ちを込めて、ありがとうの言葉を胸にとどめる。
 同時に、今日はどちらを持ち帰ろうか悩んでいたーーその時である。

 ーーまりなさん? あの、なにやってるんですか?

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2:名無しNIPPER[sage]
2018/04/22(日) 07:47:01.84 ID:oK9ZVGcXo
いいですね


3:名無しNIPPER
2018/04/22(日) 13:08:37.44 ID:NnE+PMDjO
途端、まりなの変態的な動作が止まる。
どこか抜けたような少女の声が耳に入り、脳内を不安で満たし始めた。
クールな声質の持ち主は、ポピパで宇宙人の異名を持つ花園たえである。
練習スタジオでギターに不備があり、代わりに別のギターを借りにきたその直後ーー楽器倉庫でたえが視界に捉えたのは、理解に苦しむ光景だった。

以下略 AAS



4:名無しNIPPER
2018/04/22(日) 13:43:39.38 ID:NnE+PMDjO
undefined


5:名無しNIPPER[sage]
2018/04/22(日) 14:00:52.27 ID:2KMeD95RO
長すぎるから分割しないと


6:名無しNIPPER[sage]
2018/04/25(水) 22:48:14.04 ID:0a1Lv3Kvo
続きください


7:名無しNIPPER
2018/07/17(火) 21:21:03.09 ID:4YtTIRSn0
「……はぁ。私、何も見てませんから」

「えっ? お、おたえ、ちゃん?」

予想だにしない言葉に、思わず驚いた。助かったのかしら?
以下略 AAS



8:名無しNIPPER
2018/07/17(火) 21:58:03.65 ID:4YtTIRSn0
そのまま出口へ向かい、お辞儀をしてから出て行ってしまった。

やってしまった。もう、おしまいだ。
そもそも、バレるのも時間の問題だったのかもしれない。
底意地の悪い合理化をして、なんとか焦燥し始める心を落ち着かせる。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage]
2018/07/17(火) 22:01:01.71 ID:KbacqciXO
まさかの復活に草


10:名無しNIPPER
2018/07/17(火) 22:12:10.89 ID:4YtTIRSn0
「ああぁぁっ、あぁうあっ^もういいわ……今日は両方、持って帰ってやるんだから! ふんぐっ! ふごっ」

やけになったのか、どちらか一方を持ち帰る決まりを放棄しはじめる犯罪者予備軍。
罪悪感にさいなまされる、やりきれない気持ちを思春期スメルを嗅ぐことでごまかそうとしているようだ。
すがすがしいまでの、変態である。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2018/07/17(火) 22:26:05.52 ID:4YtTIRSn0
 自宅に帰り、だるだるのパジャマ姿に着替えたまりなは、さらに気分が落ち込む事態をむかえた。
 仕事して疲れた体に流し込む、とっておきのアレがない。

「うっそ、もう……? あー、ほんと、今日はついてないわねー」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2018/07/17(火) 22:44:42.66 ID:4YtTIRSn0
「こ、ここ、こころちゃんっ!? どうして、こんなところに?」

「うーん? たいしたことじゃないわ、ただ落ち込んでいる人を放っておけないのよ♪ だから、会いに来たの!」

違う、違う違う。そういうことじゃない。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage]
2018/07/18(水) 02:02:37.41 ID:DWp277c+o
楽しみ


14:名無しNIPPER
2018/07/23(月) 21:14:31.51 ID:IguMh3860
 一方、たえはというと、自宅の部屋である人物について悩んでいた。
 つい先日まで、一緒にバンド練習をしていた先輩。その憧れの存在が異質な行為をしていたのだ。無理もない。

「はぁ……。まりなさん、どうしちゃったんだろう。さすがの私でも、驚いちゃった」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2018/07/23(月) 21:30:54.65 ID:IguMh3860
 その恩師がヘンタイだったなんて。できれば嘘であってほしい。
 兎のおっちゃんに語りかけていると、そっぽを向き始めて、ぴょんぴょん^と離れていってしまう。

「むーっ、いじわる。聞いてくれてもいいじゃん……はぁぁ」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2018/07/23(月) 21:40:46.63 ID:IguMh3860

「こ、こころちゃん? 今、なんて言ったの?」

「あら、聞こえなかったの? あたしの足を舐めてと言ったのよ♪」

以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage]
2018/07/24(火) 00:52:01.47 ID:FlPqLKjJo
ただただおたえが可哀想である


18:名無しNIPPER
2018/08/11(土) 20:51:51.60 ID:D4g2EsXz0
彼女の暗黙の脅迫に冷や汗が背中を伝う。こころは依然として笑顔のままだ。
こんなのあんまりに思う。独身のまま、処女のまま死ぬのなんてごめんだ。

「ね、ねぇこころちゃん。そもそも、どうして足を舐める必要があるの? そ、それに……」

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage]
2018/08/14(火) 02:23:46.36 ID:JRJDQsKEo
待ってるよ


20:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/19(日) 17:20:52.80 ID:FITOF7gj0
嫌なのに見たいわ


21:名無しNIPPER
2018/09/01(土) 21:46:06.64 ID:s49Om2u60
「……ねぇ、ほんと。私をどうするつもりなの?」

「ふふっ、そんなに怖い顔しないでちょうだい♪ 幸せが逃げていくわよ?」

そんなの元からない。
以下略 AAS



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