武内P「島村さんとラブホテルに入ることになってしまいました……」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:04:48.05 ID:bOgng+vj0


 シンデレラの舞踏会の後、島村卯月はまた、精力的に仕事に取り組むようになった。
 それこそ首都圏での仕事だけでなく、地方営業を含めて。
 今回もその地方営業の一貫として、卯月は首都圏から大きく外れた地方へと来ていた。
 シンデレラプロジェクトのプロデューサーは、そんな卯月を補佐するため、プロジェクト解散後も卯月の
プロデューサーを続けていた。そのため、今回も付き添いとしてこの場に一緒にいた。

「すみません、私のせいで……」

 走ってきた道を戻りながら、プロデューサーは卯月に謝る。
 バスに乗り遅れた原因。もちろん、田舎故の最終便の早さもあっただろう。しかし、そのことも含めて
プロデューサーはスケジュールを組んでいた。多少なら遅れても問題ないはずだった。

「私も、もっとちゃんと警察の人に言ったらこんなことにはならなかったはずです。なので、気にしないでください」

 原因は想定外の出来事、プロデューサーが警察に事情聴取を受けてしまったからであった。
 長い時間拘束された二人は、結果的にバスが出発していく後ろ姿を見る羽目になってしまった。
 こうやって事情聴取されるのも何度目だろうか。プロデューサーは自分の顔を呪った。
 
「いえ、私がこんな顔をしているばかりに……」

 自分がもう少し愛想の良い顔をしていればこんなことにならなかったはずだ。そんなことをプロデューサーが
考えていたときだった。

「そんな! プロデューサーさんは、確かに、顔は怖いかもしれないけれど……でも、それ以上に素敵な人です!」



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