18:名無しNIPPER[saga]
2018/04/27(金) 03:22:15.42 ID:6FtTvWVno
美咲「あっ、美也ちゃん。お疲れ様です」
お疲れ様です、美咲さん。
プロデューサーさんは来ていますか。
美咲「プロデューサーさんは午前中お休みですよ。猫ちゃんを連れて実家に行くみたいです」
そういえばそうでした。
あれれ、あの子はプロデューサーさんのネコに……
いえ、違います。
プロデューサーさんのネコになったのは私でした。
でも私は今人間で……むむむ、ちょっとややこしいです。
P「おはようございます……」
そんな風に悩んでいるとプロデューサーが入ってきました。
あれれ? まだ朝ですよ。
美咲「あれっ、プロデューサーさん。午前半休じゃ?」
P「猫が……」
美咲「猫ちゃんが?」
P「起きたら、居なくなってて」
それだけ呟くとプロデューサーさんは椅子に座ってがっくりとうなだれました。
ネコちゃん、居なくなっちゃったんですか……。
美咲「えっ、そうなんですか?」
P「戸締り、ちゃんとしておいたんですけど何処にも居なくて……あちこち探したんですけどね」
美咲「それは、不思議ですね」
P「はぁ、もううちの子にする気満々だったのになぁ」
美咲「あれっ? 実家に連れてくんじゃなかったんですか?」
P「昨日一晩一緒にいたらすっかり情が移っちゃって。あいつもうちの子になってもいいって言ってた気がするんですけどね」
はい、言いましたよ。
でもごめんなさい、あのネコちゃんはもう別のネコちゃんなんです。
許してあげてください。
でも、約束はちゃーんと守りますよ。
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