【艦これ】俺氏、チ級になる その2
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7: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2018/05/08(火) 02:42:11.76 ID:CYblVz920

大淀が駆け足で指令室に入ってきた。


大淀「提督! 早まらないで下さい! 今、海軍と接触をはかっています!」

提督「後にしろ」

大淀「この鎮守府は深海棲艦の汚染地域になっていません。それを説明すれば……」

提督「大淀!」

大淀「……」

提督「接触は出来たのか?」

大淀「いえ。全ての無線チャンネルで呼びかけましたが、妨害電波で通信出来ませんでした。

大淀型の持つ軍令部、大本営、海軍省直通の専用回線も使用不可です」

提督「大淀、お前さんが一番よく分かっているはずだ。情報封鎖の意味を」

大淀「……」

提督「深海棲艦相手に情報封鎖して、何の意味がある? そうじゃない。

深海棲艦ではなく、俺たちだから意味がある。

つまり海軍は汚染地域ではないことなど、百も承知ってことだ」

大淀「……」

提督「やつらの目的は、俺たちの抹殺。申し開きは無意味だ

情報封鎖の目的は、助けを呼ばせず、誰にも知られないまま、俺たちを闇に葬ること」

提督(と言っても、情報部員の切迫した電話がなかったら、俺も何かの間違いと思っただろうよ……)


思いつめた目の大淀。


大淀「外出許可を下さい。交渉に行きます」

提督「自殺は許可出来ない。すでに何重にも包囲網が敷かれているだろうからな。

これ以上は後にしろ。今は時間が惜しい」

大淀「……了解しました」


構内マイクを掴む提督。


提督「提督だ。状況を説明する。この鎮守府が『深海棲艦 汚染地域』に指定された。

その意味は分かると思う。何かの間違いだと思うが、海軍は本気のようだ。

死にたくなければ覚悟を決めろ。相手が海軍でも容赦するな。責任は全て俺にある。

なお状況説明より指示が先になったのは、緊急を要したためだ。以上」



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