北沢志保「気付くの、遅すぎです」
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3: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/06(日) 19:49:02.16 ID:+a2RB/M3O
志保「おはようございます」

P「おはよう、志保」

志保「今日は朝からダンスレッスンですよね。みんなより少し遅れてしまっているし、頑張らないと」

P「気合十分だな」

志保「当然です。仕事ですから」

P「頼もしいよ。ところで、話は変わるんだけど」

志保「なんでしょう。重要でない話なら、レッスンの後でお願いします」

P「志保がいつもつけてる黒猫のキーホルダー、毎日見てたらかわいさに気づいてな。俺も買ってみようかと――」

志保「ようやくですか。気付くの遅すぎです」ズイズイッ

P「うわびっくりした! 急に近づいてくると心臓に悪いぞ」

志保「あ……すみません。つい。参考までに、どのあたりがかわいいと思ったんですか」

P「自分の好きなものの話題になった途端目をキラキラさせるところ」

志保「この、猫の、かわいい、ところの、話、です!」

P「あ、すみません」

志保「もう……」

P「えっと、なんていうか、全体的な雰囲気かな? 目がまん丸で印象的なところもあるかも」

志保「なるほど……目がかわいいのは、私もわかります。そこに惹かれて、いつも付けているので」

P「そうか。気が合うな、俺達」

志保「そうですね。私も、好みを共有できる人が増えるのはうれしいです」

P「これ、どこのお店で買ったんだ?」

志保「……さぁ、どこだったでしょう。小さい頃に父に買ってもらったものなので、はっきりとは」

P「あ………ごめん。変なこと、聞いちゃって」

志保「別に、変なことじゃないです。気にしすぎですよ、プロデューサーさん」

P「志保……ありがとう」

志保「そういうことを気にするなら、もっと他に気にするべきこと、あると思います」

P「そうか。わかった」

志保「わかればいいです」

P「そろそろレッスンの時間だな。頑張ってこい」

志保「はい。……でも、その前にひとつ聞いてもいいですか」

P「なんだ?」

志保「キラキラした目が、かわいいんですか?」

P「あぁ……この猫の目は、どっちかと言うとギラギラって感じだけど」

志保「………そっちじゃないです」

P「え?」

志保「レッスン、行ってきます」バタン

P「あ、志保……」

P「………」

P「………あ」


P『自分の好きなものの話題になった途端目をキラキラさせるところ』


P「そっちか!? 気付くの遅すぎた!」


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