少女「幼稚園・オブ・ザ・デッド」
1- 20
8:名無しNIPPER[saga]
2018/05/06(日) 22:32:24.33 ID:Z6NbnlKA0
どうしよう、今の状況なら私が助けに入れば栄養士さんを解放できるかも。

そう、そうすれば、外の少女と合流して三人で……。

そこまで思考した時、栄養士さんの声色が高くなった。


「あっあっ、あああっ!」


はっとして、「あの子達」の様子を伺う。

「あの子達」は相変わらず栄養士さんに噛みついて……。

……いや、違う。

確かに「あの子達」は栄養士さんに噛みついている。

けど、けど、あれはただ噛みついている訳ではない。

違ったのだ。

私の脳裏に、ふと「猫」の話がよぎる。


幼い頃、私の家の近所には野良猫が居た。

黒くて乱暴な猫だったけど、幼い私にだけは優しかった。

いつも私にすり寄ってきて、手や頬をペロペロ舐めてくれた。

私はそれがうれしくて、黒猫になめられるがままにしていた。

ある日、私の事を舐めていた黒猫は、突然私に噛みついた。

驚いた私は泣き出し、黒猫はそれに驚いて逃げ出してしまった。

どうして、黒猫は私に噛みついたのだろう。

私が何か、悪いことをしたのだろうか。

祖母にそのことを尋ねると、祖母はこういった。


「猫が誰かを舐めるのは、毛づくろいの意味もあるんだけど……もう一つ意味があるんだよ」

「舐めることでね、肉の柔らかい個所を、探してるんだよ」

「唾液には肉を柔らかくする作用も、あるからね」

「どうしてそんな事をするのかって?」

「それはね」

「それは……」


そう、「あの子達」も、それと同じことをしていたのだ。

ただ噛むだけでなく、唾液をつけて肉を柔らかくしていた。

同時に、柔らかい個所を探していたのだ。

何のために?

そんなことは決まっている。



「栄養士さんの肉を、食いちぎるために……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
34Res/31.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice