ライラ「夕焼けはソーダの味がする」
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2: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:34:32.65 ID:aw+Q2owr0

 そのアパートは四畳半一間の木造モルタル、風呂なしトイレ共同の築ざっと半世紀。

 唯一の自慢は都心にもかかわらず家賃が四桁台という安さ一点突破ぶりで、
 平成も終わるご時世によくまあ生き残っていたと思うほどのまさに「建つ骨董品」。
以下略 AAS



3: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:35:45.12 ID:aw+Q2owr0

???「デル、でございますか?」

不動産屋「そうなんだよお客さん。あのね、もちろんおたくの懐事情も十分承知してますよ」

以下略 AAS



4: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:36:55.14 ID:aw+Q2owr0

 雨が降れば雫が漏れる。

 風が吹けば屋根ごと軋む。

以下略 AAS



5: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:37:55.55 ID:aw+Q2owr0

メイド「お嬢様……」

ライラ「おー、セ…………メイドさん、でございますね?」

以下略 AAS



6: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:38:50.52 ID:aw+Q2owr0

    「うぅっ……」

    「うっ、うっ、ううっ」

以下略 AAS



7: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:39:41.34 ID:aw+Q2owr0

 何故に泣いておられるものか。
 声だけ聞こえたとて、どうともしようがなく。

 尽きせぬ夜泣きの調べと共に、今は眠るほかないのです。
以下略 AAS



8: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:40:14.21 ID:aw+Q2owr0



 ――ねぇ、聞きました? あの幽霊屋敷に、誰かが住み着いたんですって。

以下略 AAS



9: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:42:44.19 ID:aw+Q2owr0

 とにもかくにも、極東に根を下ろした身の上。
 着の身着のままの来日ゆえ、足りぬものも数多くございます。

 とりわけ、食べもの。
以下略 AAS



10: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:44:36.99 ID:aw+Q2owr0

 はてさて、何か無礼なことでもしてしまったのでしょうか?
 考えてもさっぱり。なにぶん遠い異国の地なものですから、異邦人にはわからぬ符丁や作法があるのやも。
 とはいえ誠実なることは、言葉ならず態度にて示せるというもの。

以下略 AAS



11: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:45:33.14 ID:aw+Q2owr0

ライラ「おー……」

ライラ「お仕事、できないでございますねー」

以下略 AAS



12: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:46:27.26 ID:aw+Q2owr0

ライラ「はいー……?」

女の子「あの、さっきはごめんね。お店に来てくれた子でしょ?」

以下略 AAS



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