43: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/06/07(木) 18:07:26.77 ID:kWSWipOI0
「組織から、援軍に送るとの通達がきました」
「援軍? この状況で一体誰を…」
アイビスが端末を指さすのを見て、ストークは立ち上がりその画面をのぞき込むため、移動する。
「……。本当だ、でも。かなりまずいぞ」
「援軍を出すなんて気を回してもらえるとは、思いませんでしたからね」
まずいというのは、千護達のことだった。レジスタンスに対して、2人のことは報告していない。どんな内容であれば、正しい報告が求められる。もちろん、どう説明すべきであるかという部分に、問題があるから仕方なかったことではある。
ただ、レジスタンスから援軍が送られること自体が想定外であったのも事実。対応に後手が生じても、仕方ない側面はあった。
「おいおい、最終レポートがここからされてるってことは、ここまですぐ来れるんじゃ」
「でしょうね。お2人は偵察に行かれてなければすぐ手も打てるものを…。よりによってチームハウンドのメンバーですからね」
その名前に、アイビスはレポート報告で見覚えがあった。見た目とは裏腹の実力を持ち、対人において優位に運ぶに十分。WWPがうろつくこのエリアなら、確かにうってつけと、言えた。
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