【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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11: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/05/27(日) 22:34:31.08 ID:Zu52MeK10
みほ「…………」
「……何よさっきから」
みほ「え、あ……ごめんなさい。えっと、その……逸見、さん」
エリカ「あら、私みたいな下っ端の名前を憶えてくれているだなんて、さすが副隊長さんね。器が広いわ」
みほ「ち、違うよ。チームの同級生の名前はみんな覚えてるの。……友達に、なれるかなって」
エリカ「……はぁ?何甘い事言ってるのよ」
みほ「え……?」
エリカ「いい?他の子ならいざ知らず、私とあなたは敵同士よ」
みほ「え……な、なんで?同じチームなのに」
エリカ「はっ、さすが入学してすぐ副隊長になった人は言うことが違うわね?私なんて相手にならないって事?」
みほ「ち、違うよ……」
エリカ「私は、まほ隊長にあこがれてここに入ったのよ。なのに、副隊長の席は同じ一年のあなたが座っていた」
みほ「……」
エリカ「あなたがそれに足る人物なら何も言わないわ。だけどね、あなた練習が始まってからまともにメンバーをまとめられたことある?」
みほ「……ごめんなさい」
エリカ「多少は腕に覚えがあるみたいだけれど、強いだけで統率の取れない人間が上にいても軋轢を招くだけよ」
みほ「……」
エリカ「私はあなたを認めてない。まほ隊長を支えるのは私よ。たとえ妹だろうと情けないあなたが副隊長だなんて我慢できないわ」
みほ「……」
エリカ「……何も言い返さないの?」
みほ「逸見さんの言う通りだから……」
エリカ「……そう。本当に情けないのね」
みほ「……」
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