【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
↓ 1- 覧 板 20
161: ◆eltIyP8eDQ
2018/06/23(土) 22:16:52.12 ID:JwHr3bg+0
エリカ「いいのよ。住めば都って言うでしょ?自分の場所が一番だって思うのが大事なの」
みほ「……うん、そうだね」
エリカ「それに、先輩たちの熱気に中てられて一年もやる気出てるみたいだしね。……もっとも、大会終わってからなんて遅いけど」
みほ「それでもさ……みんな、凄いよね。あんな風に熱中できて。私は……」
エリカ「……ねぇ」
みほ「何?」
エリカ「あなた、戦車嫌いなの?」
みほ「……違うよ、戦車は好き。……だけど、戦車道は楽しいって思えないな」
エリカ「なら、戦車道を好きになる素質はあるわよ」
みほ「……そうかな」
エリカ「私は好きよ、戦車も戦車道も。戦車に乗れることが楽しいし、その上で負ければ悔しいし、勝てば嬉しいわ」
みほ「……」
エリカ「でも、一番好きなのは……競い合ってる時。相手が本気で向かってきて、こちらが本気で迎え撃つ時
戦車と乗員と一体になったような瞬間、私は最高に楽しいわ」
その言葉が本心なのであればなるほど、私のした事が彼女の逆鱗に触れるのも納得だと思う。
そしてそれを理解できたからこそ、私はエリカさんに一種の尊敬のような気持ちを抱いていた。
同時に、それを持っていない自分への劣等感も。
978Res/708.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20